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子育てのなかで欠かせないアイテム“ベビーカー”。幼子を乗せて移動するとき便利ですが、ラッシュ時の公共機関などではトラブルにつながりかねません。そんな問題を解消しようと、ある市民団体が提起した“要望”が注目を集めているようです。

 

議論が起きやすい公共機関のベビーカー利用


2月25日に市民団体「子どもの安全な移動を考えるパートナーズ」が、東京都の小池百合子都知事を訪問。ラッシュ時の電車や地下鉄での「子育て応援車両設置」、ならびに社会全体での「子どもたちを安全に移動させる啓発活動」を要望しました。

 

2つの要望のきっかけは、発起人の1人である平本沙織さんのツイッター投稿だったそう。平本さんが昨年12月に“満員電車にベビーカーで乗らざるを得なかった”経験を綴ったところ、賛否両論の議論が巻き起こることに。そこで平本さんは市民団体を立ち上げ、「子どもの移動」に関するアンケート調査を実施。その結果を携えて、都に要望書を提出したのです。

 

今回の活動が報じられると、ネット上では改めて議論が活発化。「子育て応援車両設置」について、「混雑した車両だとベビーカーどころか抱っこしてても潰されるんじゃないかと怖いから、優遇車両があったら使いたい」「ベビーカー車両を設けるなら運賃に多少の上乗せがあっても構わないです。それぐらいベビーカーで電車に乗るとき大変だから」「要望が通る通らないは別として、こうやって声を上げるのは大事なことじゃないかな」といった声が見られました。