旦那ネタで応戦してみた(奈緒美さん/30歳/パート)
わが家の食卓には定期的に「カレー」が登場します。私のレパートリーの中では一番簡単だし、煮込んでいる間にほかの家事ができるので、共働きのわが家ではとても重宝しているんです。
その日も、残業で少し遅くなったので、カレーの材料を買いに最寄りのスーパーへ。買い物かごには、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、お肉、カレールー…だれが見ても〝ザ・カレー作ります食材〟です。 レジに向かう私に声をかけてきたのは、同じ保育園のママ友。「いいな~、私もカレーにしたい~。うちの旦那は美食家だから『カレーなんて子どもが食うもんだ!』なんて言うの。奈緒美さんのご主人がうらやましい」。 そう言って、肉や魚などがぎっしり入った自分のかごを指さしました。明らかなマウンティング…うんざりしましたが、腹が立ったので〝旦那ネタ〟で軽く応戦してみることに。 「うちの旦那はイタリアンのシェフだけど、私のカレーが一番美味しいって食べてくれるの。もしかしたら、作り方の問題じゃない? 今度レシピ教えてあげようか!?」。ママ友はとっても悔しそうな顔でしたよ、へへ~んだ(笑)。