節約はダイエットに似ている!?ラテ・マネーを排除する!
「ラテ・マネー」という言葉を聞いたことがありますか?これは「自分にとって実は重要ではないことのために使っているお金」のことです。毎朝の習慣だからと買っているカフェ・ラテのように、1回の支出は少額で済むけど1ヶ月、1年、合算してみたらぎょっとした!そんな支出があるならそれはラテ・マネーです。
例えば出勤前につい買ってしまう1杯300円のカフェ・ラテ。1か月では300円×20日で6,000円、1年間では72,000円にもなります。ほかにも、時間外にATMを利用して手数料を取られる、スーパーやコンビニで買い物をする時についレジ横商品(ガムやチョコなど)を買ってしまうなど、必要がないけど買ってしまうものがあると思います。そうした自分にとって価値がないものへの出費を排除することで、大きな節約効果が得られます。まずは日々の自分の行動を振り返ってみましょう。
ただし、余りにもストイックにやりすぎてしまうとダイエットと同じでストレスが溜まり、別のものを衝動買いしてしまうということにもなりかねないので、ほどほどがいいかもしれません。
次回は「
問題!消費税の増税前に家は買うべきなのか?」についてお伝えします。
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PROFILE 風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、全国銀行協会 金融経済教育活動懇談会委員、一般社団法人みんなで作る良い行政サービス協会 主任研究員。大手電機メーカー系SIer、マンションの販売会社勤務を経て2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。現在、テレビやラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)』などがある。
文/田川志乃 イラスト/加藤淳一