うちの子に世界一の名前を!(薫織さん/37歳/司法書士)
「出産ハイ」なんて私には無縁だと思っていたんですが、危うく名づけでやらかしそうになりました。私自身の画数の多い名前が好きではなかったので、子どもの名前は書きやすさと読みやすさを重視し、いくつか候補を挙げていたのです。
ところが出産を終えた瞬間…いまでも鮮明に覚えていますが、本当に娘が輝いていて「うちの子、世界一かわいい!」と思ったのです(いまでもちょっと、そう思っていますが)。
そこで「こんなフツーの名前では、娘に釣り合わない!」と用意したリストを捨て、「楊貴妃」と書いて「ひめ」と読ませようとしたり、「クレオパトラ」に当て字を探したり…すやすや眠る娘にうっとりしながら、病室のベッドの上で鼻息荒く筆ペンを走らせていました(笑)。
さすがにギリギリのところで旦那や両親に止められ、もともと候補に挙がっていた名前に落ち着きましたが…いま思い返しても、あのときの自制が効かない感じは冷や汗もの。止めてくれた周りに感謝しています(笑)。