今回は車両の長さに関するお話をします。車両の長さはどこも同じように見えますが、実は会社によって異なります。それでは少しディープな長さにまつわるお話をしていきましょう。

 

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そもそも、鉄道会社によって車両の長さは違うの? 

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鉄道に興味を持ったお子さんでも多くは、日本で走っている鉄道の車両は長さがすべて同じだと考えているかもしれません。でも、先に結論を書くと鉄道会社によって1両あたりの車両の長さは異なります。と言っても、極端に長さが異なるわけではありません。例外を除けば、差異は数メートル。外見上は「少し違うかな」という程度です。しかし、この「少しの違い」が鉄道会社にとってはとても大切なこと。意外とディープなお話です。

 

JRは在来線が20m、新幹線は25m

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JRは北海道から九州まで基本的に1両あたりの車両の長さは同じです。在来線は約20m、新幹線(ミニ新幹線は除く)は約25mです。16両編成の新幹線ですと、単純計算で長さは約400mに。東京タワーの高さは333mですから、16両編成の新幹線は東京タワーよりも高い計算になります。 余談ですが、旧国鉄時代はザックリと「20m3扉の車両」はセミクロスシートの近郊型、「20m4扉の車両」はロングシートが並ぶ通勤型と区分されていました。 JR発足当初はそのような法則が通用していましたが、現在は例外がたくさんあります。たとえば「20m4扉の車両」では近郊型のE217系、「20m3扉の車両」で通勤型の323系が挙げられます。このように、車両の長さは変わらなくても、スタイルは時代によって変化します。