■親の介護
将来的に親の面倒を見なくてはならない場合、実家の近くにマイホームを建てるのが賢明です。
親に介護が必要になったとき、遠く離れた地では介護に訪れるだけでも大変です。金銭的にも肉体的にも負担がかかるので、親の世話をするつもりなら、最初から実家の近くに建てておいたほうが良いでしょう。 親が元気で子どもが小さなうちは子どもの面倒を見てもらうこともできますし、その間、妻が働きに行くことも可能です。 また、親の介護は夫婦で行うことが多いため、祖父母と妻の関係性を築いておくためにも、近くで家を建てておいたほうがコミュニケーションもとりやすいでしょう。
■賃貸を視野に入れる
マイホームを購入した途端、転勤の辞令が下りるなんてことも珍しくありません。単身赴任する場合はそれでも良いですが、家族離れて生活するのに抵抗がある場合は、マイホームを賃貸に出すことも考えておきましょう。 いつ戻ってくるか分からない、または戻ってこられないかもしれない場所であれば売却を考えたほうが良いですが、いつかは必ず戻ってくる予定があるなら賃貸に出しておけば、賃貸料を住宅ローンにあてることも可能です。 ただし、住宅ローンは契約者およびその家族が暮らす前提とされていますので、賃貸に出す場合は必ず住宅ローンを組んでいる銀行に相談が必要です。
■家族と話し合っておくことも必要
転勤族はマイホームを購入しても転勤の可能性があることを考え、購入前に家族としっかり話し合っておくことが大切です。 生涯その土地で暮らすのか、もし転勤になったら単身赴任にするのか、それとも賃貸に出すのかなど、購入前に家族で決まりごとを作っておきましょう。
■まとめ
マイホームの購入は人生で一番大きな買い物となるため、よく考えて購入するようにしたいものです。特に転勤族の場合、どの地で家を建てるかで頭を悩ますかもしれません。家族が快適に暮らせるよう、先のことを見据えてマイホーム購入を検討したいですね。