貯蓄をしようと考えた場合、その方法は支出を減らすか収入を増やすの2通りになります。多くの人はいかに節約をするかを考えることになります。
収入を増やせないから節約をするという考え方が一般的かもしれません。ですが、場合によっては節約よりも収入を増やすほうが簡単な場合もあるのです。
■夫婦で共働きをする
これは、奥さんが専業主婦である場合に限定されます。世帯収入を増やすためには、お互いが働きに出るのが一番簡単です。旦那さんが副業を行うよりも簡単です。 とはいっても、専業主婦が働きに出るには、いろいろなハードルもあります。働くこと自体は問題ありませんが、小さなお子さんがいれば保育園に預けることも考えなければなりません。 そうなると、支出も増えてしまいます。ですが、その支出を上回る収入を得ることができれば、家庭収入は格段にアップするのではないでしょうか。 ただし、保育園の場合、待機児童といった問題もあるため、すぐに利用できるとは限りません。保育園が無理なら、両親に見てもらうといったことも方法のひとつとして考えてみましょう。 共働きの場合、配偶者控除というのも考える必要があります。年間100万円程度の収入であれば、その恩恵を受けることができるのですが、それを超えてしまうと税金が増えてしまいます。 ですから、100万円を超える場合は、税金が増える以上の収入が見込めないようであれば、配偶者控除の枠内で抑えておいたほうがよさそうですね。
■実家で両親と同居する
ご両親と一緒に生活することで、自分たちの収入が増加するわけではありませんが、世帯収入は大きく変化することになります。 厳密にいえば、親世帯は別と考えることになるのですが、同じ家での生活を考えると、共通のものである水道光熱費等は当然ながら抑えることは可能になります。 親のすねをかじっているとも言えなくはないですが、きちんと家計の負担を担っていれば、そういうことでもありません。 実際に、マイホームの購入を考えた場合、貯蓄は大切になるため、購入までは実家で同居するといった人も少なくありません。 同居する場合は、実家の周辺環境や家の広さといった課題はありますが、それさえクリアできていれば検討する価値はありそうです。 既婚者の場合、義理の両親との同居といった点で問題もあるかもしれませんが、貯蓄の目標額など、条件さえしっかりとしていれば、不満はあるかもしれませんが、ある程度は納得し妥協もできるのではないでしょうか。
■副業をする
現在の状況では、今の仕事を順調にこなしていけば、収入はどんどん上がっていくと安心できる人はかなり少ないのではないでしょうか。 数年前であれば、業績いかんでボーナスもカット、昇給も見送りといった会社も多かったのです。今でこそ、景気は上向きつつあるので、ボーナスの支給も徐々に戻ってきつつありますよね。 もちろん、バブル景気のときほどではないかもしれません。現実問題としては、会社の先行きも怪しいといったこともありますよね。 仕事量を増やして残業代で稼ぐという方法もありますが、世の中には就業時間を減らす動きもありますし、残業を禁止している会社もあります。また、あってはなりませんが、残業を付けないといった会社もあるほどです。 こういった場合は、収入を増やすためにはやはり副業をするということになります。会社によっては副業を禁止している場合もありますから、まずは就業規則を確認してみましょう。
副業にはいろいろありますが、本業をおろそかにしないためにも、単発のものをやってみるのもいいかもしれません。 また、インターネット上には様々な依頼の仕事もあります。内職的なものも多いのですが、まずは登録を行い、仕事があればその内容で依頼が来ます。 あとは、それを受けるかどうかということになります。いろいろな仕事がありますから、自分の技術を生かすこともできます。 依頼の内容と納期、報酬が決まっているので、得意分野であれば、時間単価をかなりよくすることも可能になります。また、納期内に納品すればよいですから、時間をコントロールしやすいといったメリットもあります。