目標貯金額達成への近道!給与天引きがオススメの理由 貯蓄を行うのは意外と大変です。毎月の生活において残った分を貯蓄に回しているという方も多いのではないでしょうか。ですが、この場合は、どうしても貯蓄に回せる分は毎月変動してしまいますし、残っているという使いたくなってしまうのも心理です。 貯蓄を目標額に近づけるには、プランを立てて貯蓄をしなければ、なかなか貯まりません。そこで有効になるのが給与天引きという方法なのです。
■給与天引きとは?
給与明細を見ると、項目はいろいろとありますが、大きく分けると支給額と控除額にわけることができます。 給与の総支給というのは、支給額の合計で、そこから控除額の合計を引いたものが差し引き支給額となり、手取りの金額となります。 給与明細上の控除として挙げられている項目が天引きされたものでその明細ということになります。多くの給与明細に記載されている控除項目に、所得税、住民税、健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険があります。これらは強制的に天引きされるもので、自分で調整することはできません。 国民健康保険であれば、自分で納付することになりますが、給与から天引きされているものは無条件に納付することになります。 これは会社が代わりに納付し、その分を給与から差し引いているということになります。ですから、納付のし忘れや、お金が不足し納付できないということにはなりません。
■お金を貯める一番の方法
お金を貯める場合、最も効果的なのが給与支給時に預金してしまう方法です。これは預金を増やすための常套手段です。 余ったお金では計画的に預金をすることは難しくなりますが、お金を使う前に預金をしてしまえば、残ったお金で生活をすることになり、預金が確実に行うことができるのです。 ですが、これはあらかじめ入金された給与を引き出す際に、預金用の口座に移し替えるということが必要になります。 一般に預金用の口座の場合は、簡単には引き下ろせないようにしていますよね。ですが、その移し替えることを忘れてしまうといったこともあります。 移したつもりでいると、給料日の前日等に残金があると、つい使ってしまいがちです。これは性格による部分も大きいかもしれません。 そこで有効になるのが、給与の天引きです。これは自分でコントロールすることができませんから、毎月無条件に設定した金額分が貯蓄に回されるのです。他にも給与の振り込みを2つの口座に分けてもらい、預金分だけはその預金用の口座に振り込んでもらうという方法もあります。もちろん、その場合には振込手数料が二重にかかるため、会社によっては一つの口座にまとめてほしいと言われるケースもあります。
■給与天引きによる貯蓄
給与天引きによる貯蓄の場合は、財形貯蓄や社内預金といったものになります。最近は社内預金は廃止している会社もおおいので、財形貯蓄が基本となります。 その財形貯蓄には3つの種類があります。一般財形、財形住宅、財形年金の3つです。これらは目的によって異なり、特徴があります。 一般財形に関しては、払い出しに関しては制限はありません。また、利子の20パーセントが源泉分離課税となります。 財形住宅の場合、利子に対しては元利合計が申告限度額以下であれば、非課税になります。これは財形年金でも同じです。 また、財形住宅は住宅の取得や増改築を目的としているため、それ以外の目的のために払い出す場合には5年間にさかのぼって利子が課税扱いになってしまいます。財形年金も同様に、年金の受け取りとしての払い出し以外では5年間にさかのぼって利子が課税扱いとなります。