■離婚話をする前の、準備を整える
夫婦の離婚話は、基本的に夫婦の話し合いからスタートすることになります。二人で話し合った上で、納得して離婚するスタイルを協議離婚と言います。もし話し合いで決着がつかなければ離婚調停・裁判離婚へと話しが進んでいくことになります。 妻から離婚を切り出す前に、準備しておくべきなのは「避難場所の確保」です。妻から離婚話を切り出されたときに、すべての夫が冷静に、そして紳士的に対応できるとは限らないからです。 もし話がこじれてしまったとしても、事前に避難場所を確保しておけば、安心して行動できます。「お互いに少し冷静になった方が良い」と感じたときも、さっとその場を離れられることでしょう。 またこれ以外にも、 ・最低限の荷造りはしておく
・離婚届は準備しておく
・話し合いをする場所の周辺に、物を置かない などの準備を整えておくことをオススメします。
■「離婚しない」という選択肢についても考える
離婚を決める前に考えておくべき項目、最後の一つは「離婚しない」という選択肢についてです。「離婚したいのに、いったいなぜ!?」と思う方も多いかもしれませんが、実は今「離婚したい」と思っている気持ちは、夫婦間の話し合いや時間の経過と共に解決できる可能性もあるからです。 「離婚をする」という行動には、メリットもあればデメリットもあります。「離婚したい」という気持ちが募っているときには、メリットばかりに目が向きがち。しかし実際に離婚してみると、意外にデメリットが大きいことに、気付いてしまう可能性もあります。 もし「離婚しない」ままでも夫婦二人でやり直せるなら、それがベストということもあり得るでしょう。 離婚を考えているときには、つい相手の嫌なところにばかり目が向いてしまいがちですが、夫婦であれば「お互いさま」という場面も多いはずです。 気持ちを切り替えて、良いところに積極的に目を向けていくことで、新たな夫婦関係を構築していけるのかもしれません。
■まとめ
離婚を考え始めたママに贈る、今回のコラムはいかがでしたか? 大切なことをしっかりと考える中で、高ぶった気持ちも、少し冷静になるのかもしれませんね。 もちろん妻が離婚を検討する裏には、DVやモラハラなど、非常に切迫した理由が隠れているケースもあります。このような場合には、考えるよりもまず行動することが鍵となるようなケースもあります。 緊急性がそれほど高くはなく、じっくり考える余裕があるのであれば、ぜひ自分の気持ちと現在の状況に、しっかり向き合ってみてください。その上で「離婚」を決断するのであれば、きっとその先には幸せが待っているはずです。どちらにしても、夫婦として前向きな一歩を踏み出してみてくださいね。