■社内での評価を高めたい方にオススメの資格5つ

資格を取得したからといって、必ずしも独立・開業を目指す必要はありません。「今の会社で、より評価を高めたい!」と思ったときにも、資格取得が有利に働くケースは決して少なくありません。 こちらを目指す場合には、「会社が求める資格」を選んで取得するのが一番です。近年のニーズの高まりから、注目が集まっている資格を5つ紹介します。 【宅地建物取引主任者】 不動産業界で非常に有名な国家資格ですが、契約にまつわる基本的な法律を学ぶことができ、さまざまな業務において重宝されている資格です。資格保有者を積極的に雇う企業も多くあります。 合格率はそれほど高くはありませんが、コツさえつかめば独学でも学習は可能です。挑戦しやすいことから、毎年多くの受験者が集まっています。 【ITパスポート】 2009年からスタートされた比較的新しい資格試験で、ITに関する基礎的な項目が身についていることを示してくれます。出題分野や幅広いのですが、あくまでも基礎的な項目となっていますから、短期間の勉強でも合格できるケースも少なくありません。 【販売士】 小売業にまつわる販売、在庫管理、マーケティングなど、幅広い知識・技術を身につけていることを示すための資格です。「販売」に関する資格は数が少ないのですが、ビジネスの基本事項とも言えるもの。3級・2級・1級とあり、1級の難易度はかなり高めに設定されています。2級を取得すると、評価の対象とする企業も少なくありません。 【日商簿記検定2級】 ビジネスの基本とも言える、記帳知識を有することを証明する資格です。「地味な資格」と言われることもありますが、簿記に関する知識があれば、数字から会社の状態をチェックすることも可能となります。IT化の時代であっても、数字や帳簿に関する知識は、やはり必要なもの。まだまだニーズが高い資格です。 【ビジネス実務法務検定2級】 ビジネスで何らかのトラブルが起きたときには、法律にのっとった形で対処する必要があります。そのための知識や技術を証明してくれる資格となります。企業にとっても、リスクヘッジは非常に重要な課題となっている今、この資格を有する人材を求める企業も増えてきています。 検定は3級から順番にクリアしていくことになり、最低でも2級までは取得しておくと有利です。

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■まとめ

将来有望ですぐに使える資格は、やはり難易度が高いケースも多いもの。「ただなんとなく」ではなく、明確な目標意識を持って、勉強に取り組むことをオススメします。 これから先、どのように働いていきたいのか、キャリアプランを思い描いた上で、必要な資格の取得についても検討してみてください。