誇りを持って時代劇を演じられる俳優に!

 

「闇の歯車」初日舞台挨拶 サブ2
(C)2019「闇の歯車」製作委員会

 

時代劇のプロが集まった現場で、監督の掛け声、現場の熱い空気に触れたという緒形さん。できることならもう一度このキャスト・スタッフでやりたいという気持ちがあることを明かします。さらに、瑛太さんの佇まいについて「若かりし日の高倉健さん」のように感じたと撮影を振り返ります。これからの時代劇界を引っ張っていって欲しいと期待も寄せていました。

 

「闇の歯車」初日舞台挨拶 サブ1
(C)2019「闇の歯車」製作委員会

 

大河で1年以上出演した後の時代劇だったことに触れ、また時代劇に挑むモチベーションが保てるかどうか自問自答したという瑛太さん。山下監督に初めて会ったときに、監督の持つ勢いと作品への愛情を強く感じ、大事にこの役を演じようと心に決めたと言います。初めての共演となる橋爪さんから、たくさん学びつつ、リラックスしながら撮影に臨むこともできたそうです。

 

「お金をかけた派手なアクションやコメディの時代劇が増えている中、こうしたサスペンスやアウトローを描いた本格的な時代劇は少なくなっているように思います。日本人として、誇りを持って時代劇を演じられる俳優として、技術も心も磨いていきたいです」と意気込みを語っていました。

 

瑛太さんの時代劇、今後もたくさん観ることができそうでうれしいかぎり。緒形さんが絶賛した瑛太さんの佇まいを、ぜひチェックしてみてください。

 

文/タナカシノブ