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投資といえば株式投資をイメージする人も多いのではないでしょうか。 ですが、最近は小額から始めることのできる投資信託も人気となってきています。 実際に、どちらで投資をするのが良いのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った投資を考えてみましょう。

■株式投資のメリットとデメリット

株式の投資は、株式の売却を行ったときに出る差額で利益が出るのがメリットとなります。 株式は取引が行われている間は常にその株価が変動しています。 そのため、購入時よりも売却時のほうが株価が高ければその差額が利益となります。 もちろん、売却時のほうが株価が低ければ損失が発生してしまうのですが、売却しなければ利益も損失も発生しません。 また、所有している株数に応じて決算時に配当金をもらうことができます。これは決算で利益が出た場合です。 他にも株主には株主優待といって自社の商品が提供されたり、格安で購入することができるといったメリットもあります。 これはどんな企業の株式を保有しているかで変わってきます。 他にも株主総会にも参加することができ、さらにいは議決権もあり、企業の経営に参加することが可能となります。 株式投資を行うには、株価や最低購入株数の関係で、かなりの初期投資が必要となってしまいます。 ですから、お金がなければ株式投資は始めにくいといったデメリットがあります。最低でも数万円の投資額が必要となります。 株式は証券取引所で売買されていて、常にその株価は変動しています。そのため思った通りの金額で売却できないということもあります。 株式の場合、参加している投資家の数も多く、その株式を発行している企業の業績やその業界の先行きや経済ニュースなど様々な影響を受けてしまいます。そのため、株価の予想はむずかしくなってしまいます。 投資額が大きくなってくると、常に株価の変動に目を光らせる必要もあり、生活に全てが株価の動向の確認と売買のタイミング探しに費やされるようになってしまうこともあります。 また、株式を購入している企業が経営破綻してしまうと株式の価値はなくなってしまうのです。

 

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