近所の美容室は、下田さんの行きつけ。子どもも気がねなく連れていける安らぎの場。

優先順位を決めてできなくても気にしない

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不動産会社で働く下田さん。育休前は住宅ローンを担当し、ときには夜遅くまで勤務していました。復職時に異動し、現在は総務や広報、社長秘書を兼任、新規事業の保育園の運営にも携わっています。 「保育園事業は、実際に子どもを保育園にあずけて働いている自分の経験が生かせるので、やりがいを感じています。 名古屋の保育園では、自分の経験に加え、ママ友の願望も参考にしました。オムツなどを園で準備し、毎日手ぶらで通園できるサービスはとても好評。朝の準備に追われないぶん、子どもと過ごす時間がふやせるようになったと好評です」 下田さんが心がけているのは、家族とは笑顔で楽しく過ごすこと。 「モットーは、頑張るけど頑張りすぎないこと。家事と仕事の両立にはわりきりが大切だって聞いてから、なんでも完璧にしようとするのをやめました。心の余裕がなくなってしまいますよね。まずは優先準備を決めて、たとえすべてをできなくても気にしません。結果オーライだったらいいかな、と。幸い主人が家事が得意なのでいつも助けてもらっています」 楽しみは、月1~2回のペースで通っている美容エステ。 「美容が好きなのもあるんですけど、息子のためにいつもキレイで穏やかなお母さんでいたいと思っています。美容はそのためのリフレッシュ。それが、私にとって大切なことなんですよね」

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下田さんが入社したのは10年前。当時は会社もまだ若く、下田さんは初めての女性社員だったそう。現在は、女性いちばんの古株。子どもがいる唯一のスタッフとして仕事で意見が求められる存在になっている。さらに、ママの先輩としても妊娠中の同僚から相談を受けることもあるそう。

母としての経験が仕事を通じ形になりやりがいを実感!

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現在、総務や広報、秘書業務ほか、一般業務として電話応対からお茶出しまでこなす下田さん。育休から復帰後は、 以前と違うフィールドにとまどったものの、保育園の運営メンバーとして大活躍。「掃除や洗濯は苦ではないけど、料理がちょっと…」という下田さん。疲れたときは料理が得意な夫につい頼りがちだが、夫も忙しいときはさすがに怒られてしまうこともあるそう。現在は夫婦でうまく分担中!

家事はもともと苦手…夫に怒られながらも日々頑張ってます!

帰り道の商店街で買い物 ときには総菜で手ぬき!帰り道の商店街で食材を購入。たまに総菜などに頼り、頑張りすぎないように自分でバランスをとっている。 息子のお迎えに 朝の送りは夫におまかせ朝の送りは夫、迎えは下田さんが担当。保育園に着くなり、下田さんに抱きつく息子の姿に「疲れも吹き飛びます」。 帰宅したらすぐに夕飯作り 下ごしらえは朝のうちに食事は、週末に作りだめして冷凍し、朝冷蔵室に移して解凍しておいたマイ冷食と、夫の作りおきをフル活用。