若さを維持することへの関心の高さを表す言葉として、アンチエイジング、美魔女などがありますよね。テレビや雑誌などでも、「若さ」を保つためのノウハウが注目を集めているようです。
しかし、「いつまでも若く見られたい!」と思うがゆえに、メイクを頑張りすぎていわゆる“イタいおばさん”になってしまっている女性も多く見かけます。 今回は、「若作りメイク」と「若返りメイク」とのちがいについて探ってみることにしましょう。
◆若作りだと思われるメイク
まずは、どんな人が若作りでイタいおばさんになってしまうのか、口コミをのぞいてみましょう。
「ばっしばしのつけまつげつけている人」、「ファンデーションの色が首の色と違う」、「昔流行っていた感じのメイク」、「ラメやパールが入ったアイシャドウをたっぷり使っている」といったコメントが見られます。
確かにこういメイクをした人を見かけたことがある!と思っている人は結構多いのではないでしょうか?
ネットの口コミから、若作りな印象を与えてしまうNGメイクをまとめてみました。
●かわいいから抜け出せないアイメイクいくつになってもかわいいと言われるためのデカ目用のアイメイクは、10代や20代ではOKですが、いつまでも「かわいい」と言われることを目標にするのはやめたほうが良いでしょう。
大人の女性は、「かわいい」から「きれい」に目標を変えることをオススメします。
上下に真っ黒のアイラインを太めに引いたデカ目用のアイメイクは、今すぐにもやめたほうが良さそうです。
●眉毛の形が時代遅れ眉毛の形をトレンドに合わせていますか?それぞれの時代にファッションのアイコン的存在が登場して、多くの人がその人のファッションやメイクをお手本にするものです。
けれども、眉毛は顔のパーツの部分の中では最もトレンドが変わってしまうパーツです。そのため、常に新しい情報を取り入れておかないと気が付くと古いトレンドのまま……ということにもなりかねません。
●濃いめのチーク濃いめのチークを頬の高い位置に入れると、幼さが出て何ともかわいいものです。けれども、幼さをあえて出してもOKなのは、10代、20代前半までです。
大人の年齢になっていつまでも幼さを強調してしまうのは、かなり厳しいものがあるのではないでしょうか?
そろそろ人形のようにかわいいメイクを卒業しないと、単なる若作りに見られてしまってイタい存在になってしまうことになりかねません。
●ファンデーションの厚塗り20代の頃は、つるすべのお肌には、ファンデーションをしっかり塗ってもきれいに馴染んでまるで陶器のような肌に仕上げることができました。
しかし、少しずつしわなどができてしまっているお肌に同じようにしっかりとファンデーションを塗ってしまうといわゆる「厚塗り」という何とも不自然な印象になってしまい、老けた印象を与えてしまうことに……。
また、肌を白く見せるために実際の肌の色よりも明るい色を使ってしまうのも、不自然で老けた印象を与えてしまうことになってしまいますので避けたほうが無難です。
●涙袋を作るメイクアイドルのようなかわいいメイクを目指して、涙袋をメイクで作ったりしてしまうのもNGです。
目の下にホワイトラインやラメ入りのシャドウを使うのはアイドル用のメイクですので、10代20代のアイドルのような可愛さを作るためのメイクはそろそろ卒業したほうが賢明です。 がっつり引いたアイラインや濃い目に入れたチーク、ハイライト・厚塗りファンデ・濃いリップなど、いわゆる足し算のメイクは20代の頃まではOKでも、大人の女性がそうしたメイクをしてしまうとまるで舞台メイクな不自然さが前面に出てしまいがちになります。
◆ナチュラルな若返りメイクのコツは?
次は、今よりも若々しくてイキイキとした印象を与えるためのメイクのポイントについて、ご紹介します。
これからお伝えするポイントを押さえた日常のお手入れとメイクを行えば、「若作り」ではない「若返りメイク」が完成します。
●肌のくすみを取るお肌の悩みの中で上げられることの多い肌のくすみですが、ターンオーバーの乱れが原因の大半を占めています。ターンオーバーの乱れを引き起こしてしまっているのは、紫外線、乾燥、睡眠不足、食生活の乱れなどが原因のことがほとんど。
普段の生活を見直したり、メイク前のお肌のケアを丁寧に行ったりすることがくすみ改善に繋がります。
お肌が乾燥してしまっている場合は、くすみが一層強く出てしまいますので、保湿を十分に行うようにしましょう。メイク前には、スキンケアをしっかり行いコントロールカラーを使うのもオススメです。
●ほうれい線ほうれい線が目立つのと目立たないのとでは、見た目の若さが驚くほど違ってきます。「頬のたるみ」と「肌の老化」が主な原因になっているので、この2つをメイクでカバーしましょう。
メイクでほうれい線をめだたないようにする場合は、明るめのリキッドコンシーラーを利用して、光で飛ばして目立たなくする方法がオススメです。
●目の周りの乾燥対策老け顔を防ぐためには、「乾燥対策」を行うことが重要なポイントになります。目の周りの皮膚はとても薄いため、メイク落としや外部からのちょっとした刺激などで、乾燥してしまいます。そのため、目の周りはこすったりせずに優しくお手入れするよう心がけてみてください。
また、コンシーラーやアイシャドウベースで明るく整え、目尻のキワなどの細かい部分も忘れずにカバーするようにしましょう。 若返りメイクは、あくまでもお肌のベースを整えることようにメイクを行うことで、必要以上に足していく方法ではありません。自分の雰囲気にあった引き算メイクを覚えて、ナチュラルな「若見えメイク」にシフトチェンジしてくださいね!