化粧水を購入するとき、自分の肌タイプを把握していないと肌にトラブルを起こすことも考えられます。毎日使うものだからこそ、自分の肌に合った化粧水を選ぶようにしたいですね。 今回は、肌タイプ別にどのような化粧水が合うのかをご紹介していきます。
■乾燥肌向け化粧水の選び方
肌がいつもカサついていたり、洗顔後に顔がつっぱったりヒリヒリするような場合、乾燥肌かもしれません。 乾燥肌は肌の水分や皮脂が不足しているため、潤いや柔軟性がなくなり、肌が硬くなって刺激を受けやすくなっています。 肌がカサカサしたり粉をふく、炎症を起こすなどのトラブルが起きやすいので、乾燥肌は十分に保湿してあげることが大切です。 乾燥肌になるのは体質もありますが、食生活や生活習慣、年齢や性別、気候なども関係しています。 また、間違ったスキンケアをしていると乾燥肌になってしまうことがあります。乾燥肌の人が洗浄成分の強い洗顔やクレンジングを使用すると、肌をバリアするために必要な皮脂まで落としてしまうので、よけいに乾燥がひどくなります。 乾燥肌の人が化粧水を選ぶ場合、肌にしっかり水分補給のできる化粧水を選ぶのがポイントです。保湿成分が含まれているものを選ぶと、潤いを長続きさせることができます。保湿成分のセラミドやアミノ酸、コラーゲンなどが含まれている化粧水が効果的です。 乾燥肌は肌がダメージを受けて刺激を受けやすくなっていますので、添加物や美容成分があまり含まれていないものを選ぶようにしましょう。
■普通肌向け化粧水の選び方
トラブルもなく、水分と皮脂のバランスがとれている状態の肌が普通肌です。潤いとハリがあるのでしっとりしており、きめが細かくさわると柔らかいのが特徴です。 普通肌は皮脂の分泌バランスが良いので、つい油断しがちです。保湿ケアを怠ったり、必要以上に洗顔で肌をこすってしまったりすると、肌荒れを引き起こしてしまうこともあります。 また、普通肌といっても気候によってはオイリー肌や乾燥肌に傾くこともありますので、季節によってケア方法を変えるなどの工夫も必要です。 普通肌の場合、トラブルが起きても適切なケアをすればすぐに元の状態に戻ることが多いですが、何度も肌トラブルを起こしていると深刻なダメージを与えてしまうこともありますので、気をつけましょう。 普通肌の人は化粧水を選ぶ場合、自分の好みで決めても問題ありません。肌状態も健康なので、必要以上にお手入れしなくても大丈夫です。化粧水を中心としたスキンケアを行っていれば、キレイな肌を保てることでしょう。 気をつけなければならないのが、普通肌なのに乾燥肌やオイリー肌用の化粧水を使うことです。乾燥肌やオイリー肌用の化粧水は成分が異なっているので、肌に刺激を与えてしまい、肌荒れを起こしてしまうことも考えられます。
■オイリー肌向け化粧水の選び方
必要以上に皮脂の分泌が多い肌を、オイリー肌といいます。水分、皮脂ともに多く分泌されるのが特徴で、いつも肌がベタついていたり、テカりやすい肌質です。 毛穴に皮脂がつまるのでニキビや吹き出物ができやすく、肌トラブルを引き起こしやすいのが特徴。メイクをしてもすぐに崩れたり、ファンデーションのノリが悪かったりと、メイクで悩むことも少なくありません。 オイリー肌になってしまうのは、食生活や生活習慣が大きく関係しています。脂質の多い食事を摂取していると、皮脂の分泌が過剰になります。 お肉や揚げ物だけでなく、バターにも脂質が含まれているのでお菓子やケーキなどをたくさん食べていると、オイリー肌になりやすいです。 また、ホルモンバランスが乱れると皮脂が増え、オイリー肌になることもあります。食生活や生活習慣が不規則だとホルモンバランスが乱れてしまうので、規則正しい食生活と適度な運動、睡眠が必要になります。 オイリー肌の人が化粧水を選ぶ場合、肌をさっぱりさせてくれるタイプのものを選びがちですが、オイリー肌になった原因によっては、さっぱりタイプは向いていないこともあります。 オイリー肌だと必要以上に洗顔をしたり、皮脂を落とそうとゴシゴシ洗ってしまう傾向にあります。そうすると皮脂が落ちすぎてし水分が蒸発し、乾燥肌状態になっています。 乾燥すると肌がそれを補おうとさらに皮脂を分泌しますので、オイリー肌になってしまうこともあるのです。 さっぱり系の化粧水を使用しても効果が表れない場合は、保湿成分が含まれた化粧水を選ぶと、改善できることもあります。
■混合肌向けの化粧水の選び方
混合肌は肌が乾燥している部分とベタついている部分が混在している肌です。Tゾーンは脂っぽいのに、Uゾーンは乾燥しているのが特徴です。 混合肌になってしまうのはいろいろ原因が考えられますが、Tゾーンは紫外線を浴びやすかったり、エアコンにあたっていると部分的に乾燥することもあるようです。また、生活習慣の乱れが原因になることもあります。 混合肌は化粧水を選ぶときに、Tゾーンが脂っぽいからといってオイリー肌用の化粧水を選ぶこともありますが、オイリー肌同様に水分不足が原因のこともありますので、保湿も必要になってきます。保水と保湿がしっかりできる化粧水を選ぶと、失敗することはなさそうです。
■肌タイプ別化粧水の選び方まとめ
肌タイプ別の化粧水の選び方をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。自分の肌に合ったタイプの化粧水を選んで、キレイな素肌をキープしてくださいね。