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マイホームを購入するときに重要になってくるのが、どの住宅ローンを選ぶかという点です。何十年も払い続けなくてはならないので、マイホームを決めるときと同じくらい真剣に選ばなくてはいけません。 どのような住宅ローンを選べば良いかポイントを紹介しますので、住宅ローンに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

■住宅ローンの種類から選ぶ

住宅ローンは大きく分けると、公的ローンと民間ローンに分けることができます。民間ローンは民間金融機関の住宅ローンと、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携した住宅ローンの2種類があります。 それぞれどのような違いがあるのか、簡単にご説明します。 ・公的機関の住宅ローン 公的機関が行っている住宅ローンは、財形住宅融資と自治体が行っている住宅融資があります。 財形住宅融資は勤務先で1年以上財形貯蓄を続けていて、残高が50万円以上の人が利用できる住宅ローンです。財形貯蓄残高の10倍まで借り入れできますが、上限は4000万円となっています。範囲内であれば購入費用の80パーセントまで借り入れが可能です。 自治体の住宅融資は住宅購入やリフォームなどが対象で、金融機関の住宅ローンに対して一定期間利子補給などを行います。自治体によっては住宅融資制度を設けていないこともありますので、利用する場合は自治体に問い合わせてみてください。 ・民間金融機関の民間住宅ローン 民間宅ローンは銀行や信用金庫、労働金庫や農協、生命保険会社などのさまざまな金融機関が扱っている住宅ローンです。金融機関や扱っている住宅ローンによって、融資の限度額や金利などが異なります。 変動型金利と固定期間選択型金利を用意している金融機関が多いですが、全期間固定型金利を扱っている金融機関身あります。 ・住宅金融支援機構と民間金融機関が提携するフラット35 フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携している住宅ローンで、全期間固定型金利のローンです。銀行や信用金庫、労働金庫や保険会社などが窓口になっています。 フラット35は提携している民間金融機関によって手数料や金利が異なりますので、申し込む前に確認が必要です。 フラット35には優良住宅取得支援制度のフラット35Sがあり、省エネルギー性や耐震性、耐久性や可変性などの要件を満たしている住宅を購入する場合、金利の引き下げを受けられます。