■家計の改善は固定費から

家計の中でも見直すのが面倒な固定費ですが、一度見直すと大きく節約できるので、必ず見直すようにしましょう。 ・住居費 固定費の中でもっとも大きくウェイトを占めているのが住居費です。持家でも賃貸でも家計に占める割合が高いので、見直すことができれば大きな節約に役立ちます。 住居費は収入の3割程度までが理想とされていますが、実際に3割もの費用を住居費に充てると、貯蓄まで手が回らない場合も多いようです。 給与が30万円とすれば9万円の家賃が妥当になります。しかし30万円の給与から社会保険料などが控除されるので、実際の手取りは約23万円程度になるので、9万円の家賃は高すぎることが分かります。 住居費は手取りの2割から3割程度までにしておくと、生活にも余裕が出て貯蓄にもお金を回せるようになります。 手取りで考えて今の住居費の割合が適正なのか計算してみて、オーバーしているようなら引越しを考えてみると節約につながることでしょう。 持ち家の場合、住宅ローンの借り換えをしてみると返済額を大きく節約することができます。

・保険料

生命保険や医療保険に加入している場合、一度加入してから見直しをしない人も少なくありません。保険は毎年のように新しい商品が登場しており、保障の高い保険がこれまでよりも安い料金で販売されています。 保険の見直しをしないと古い保障内容のまま高額な料金を支払い続けることになるので、2、3年に一度は必ず見直すようにしましょう。 ・通信費 固定費の中で支出の割合が高いのが通信費です。携帯電話やインターネット回線などの支払いを合わせると、家族で毎月数万円かかってしまう場合もあるようです。 インターネット回線や携帯電話のセット割を利用している人も多いですが、それでも最低1万円以上かかっている家庭は多いことでしょう。 大手キャリアの携帯電話は最近でこそ格安プランを打ち出していますが、それでもまだまだ料金が高いのが現状です。 MVNOの格安SIMを利用してみると携帯電話代をかなり節約できますので、検討してみるのもおススメです。

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■まとめ

家計を見直すなら、まずは固定費を見直してみるようにしましょう。毎月節約できることになりますので、年間でかなりの額を節約できます。その分だけ貯蓄に回すようにすれば、赤字生活から回復できるのではないでしょうか。