ボーナスで旅行に行こう!貯金しよう!と、ボーナスが入るのを毎回楽しみにする家庭がある一方で、会社のボーナス支給がない家庭もあります。 ボーナスがなくても上手にお金を貯める方法はないのでしょうか?ボーナスのない家庭の実態と、賢い節約術や貯金術をまとめました。
■ボーナスがない家庭が増えている?
ボーナスというのは給料以外にもらえる一時金や賞与、特別手当を指します。古くは江戸時代の盆暮れに一時金を出したことが日本におけるボーナスの起源となっており、明治時代に入ってから三菱会社が賞与という形式でボーナスを支給したのが日本の会社としては初めてなのだとか。そのときの金額は月給の1ヶ月ほどだったといいます。 ある調査によると2014年の夏のボーナスについて、支給があった会社は58.1%、されなかった会社は41.9%だったといいます。正社員での雇用が夫だけの場合、約4割の家庭ではボーナスが支給されていないということになります。 ボーナスが支給されなかった会社の調査をすると、ボーナスが支給されなかった会社のうち4.1%が今回に限り全額カット、37.8%がもとからボーナスの制度がなかったということが明らかになりました。 ボーナスがもらえなかったことに対して法律違反を疑う人もいます。実際にこれまでボーナスが出ていた会社からボーナスがもらえなかった場合、法的な問題は発生するのでしょうか? 就業規則に年に2回のボーナスを支給する、賞与の額は月給の2ヶ月分であるなどと記載されていれば業績によらず会社にはボーナス支払いの義務が生じます。しかしボーナスは会社の業績によって左右されます。就業規則にボーナスについてのはっきりした記述がなければ毎年確実にもらえるとは考えない方がよさそうです。 そういった事情もあり、入社したときからボーナスがない会社にボーナスを期待してもあまり意味がないかもしれません。また、これまではボーナスが支給されていた会社でも業績によっては全額カットということもありえます。ですから、どの家庭にとってもボーナスがなかった場合の節約術や貯金術を知っておくことは大切なのです。