赤ちゃんができた時の喜びは計り知れませんが、その一方ではツライこともいっぱい。特に妊娠中の“つわり”は想像を絶するもので、酷い時は食事が喉を通らないことも。つい先日も、とある妊婦さんが「つわり中の食事」に関してネット上にSOSを出していました。
つわり中は“マックポテト”に限る！？
相談者の女性は、つわりのせいで常に吐き気を感じている状態。食べても食べなくても気持ち悪くなってしまい、ほとんど食事ができないといいます。とはいって何も口にしないのもツラいため、つわり中でも食べられるものを模索中。「皆さんは何を食べていましたか？」と疑問を投げかけたところ、世の先輩ママたちから様々なコメントが届く事態に。
意外にも多くの声が上がった食べ物が、ファストフード店「マクドナルド」のフライドポテト。一見脂っぽいものこそキツそうに感じますが、ネット上では「フルーツ三昧の生活を送っていたせいか、その後何気なく食べたマックポテトが最高に美味しかった」「ポテトを食べると、吐く時に不思議と喉が痛くなくなるのでよく食べてたなぁ…」「つわり中はマックポテトが唯一の支えで、マックには本当に感謝しきれない」などの声が上がっていました。
まだまだある“つわり中でもイケる食べ物”
一方フライドポテト以外にも、「唾液が気持ち悪くて、毎食“クラッカー”を食べて口の中をパサパサにしてた」「自分で作ったおにぎりは無理だったけど、コンビニの無機質なツナマヨおにぎりだけは美味しくて美味しくて…」「薄味の食べ物だと逆に吐き気が倍増。おかげでカレーやシチューなど味の濃いものばかりの毎日でした」「私はミカン、うどん、豆腐のポン酢かけを日々ローテーション。少しマシになってきたら、コーンフレークをスナック菓子みたいにポリポリしてたよ」といったコメントが。
中にはNGだった食べ物の名を上げる声も多く、「グレープフルーツがいいって聞いたけど、私は一切受けつけなかった」「妊娠中は酸っぱいものが食べたくなるっていうけど、もう匂いからして無理」「ポテトチップスは食べられるけど、フライドポテトはダメだったなぁ」「うどんすらも食べられなかった」などの声もチラホラ見られました。
さらに子どもが1人目か2人目によっても、食べ物の好みは変わってくる様子。例えばとある2児のお母さんは、「1人目の時は豆腐か少しのクッキーのみ。2人目は最初のうちだけアメリカンドッグで、そこからリンゴ三昧だった」と語っています。人によってつわり中に食べられるものは様々なようですね。
つわりのツラさってどのくらい？
時に食事も喉を通らない“つわり”とは、そもそもどのくらいツラいものなのでしょうか。雪印ビーンスターク株式会社は、「つわり」にまつわる調査結果を発表。2人以上の出産経験がある女性500名を対象に、“つわりの重さ”に関するアンケートを実施しました。
まず1人目の妊娠時に受けたつわりの重さについて、「とても重かった（27.5％）」「やや重かった（34.4％）」と回答する人は全体の61.9％。一方2人目の時では、「とても重かった（20.7％）」「やや重かった（39.9％）」と答える人は1人目に比べてやや減少しています。
しかしほとんどの人が重いつわりに悩まされていた様子。そこで“つわり中の心配事や気になった点”について尋ねてみたところ、第1位には「つわりがいつおさまるかの心配」がランクイン。次いで2位以降には、「思うように身体が動かせない」「赤ちゃんが無事に育っているか」「食事が食べられず、胎児のための栄養が摂れない」などが上がっていました。
中には“つわりのツラさから2人目の妊娠をためらった”という人もいるようで、「ためらった（7.2％）」「少しためらった（19.1％）」と答えた人は3割近くに及んでいます。
想像を絶する“つわりのツラさ”。つわり中は食べ物が喉を通らないというのも頷けますよね。
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文／内田裕子
