さて、お家作りでお話しすることも終盤に近づいてきました。今回は我が家を建てるうえでこだわった部分のご紹介をさせて頂きます。いままでと話が重複する部分があるかと思いますがご容赦くださいね。
■なにより悩んだ洗濯動線。
何を隠そう、一番嫌いな家事は「洗濯」です。 洗う・干す・たたむ・しまう、という四段階もあるんですよー! 嫌いだけれど、毎日やらなくては次の日が困るという作業なので、いかに自分が楽できるかを一番に間取りを考えました。譲れない条件は下記です。
①お風呂は1階→男子2人の為、砂だらけになって帰ってきてもすぐに風呂場に行ける。 ②洗濯機と干す場所は同じ場所だけど、干している洗濯物はお客様から目につかない場所。 ③しまう場所は1階
これ、ひろーい一軒家ならすべて1階に押し込めます。しかしながら、我が家にはそのスペースはありませんでした。そこで②だけを分離して2階に持っていきました。 共働きの為、洗濯を干すのは90%室内干しです。そこで少し広めの干すスペースが理想的でした。その2階に持って行ったところ、ちょうど吹き抜けの場所に干し場を作ることができました。シーリングファンが回る前なので風も通り良く乾きます。 お風呂を2階に持って行って洗濯機がついてくるパターンは良くありますが、洗濯機だけを2階に持っていく間取りは珍しいのではないでしょうか。 参考例がほぼなかったので勇気がいる間取りでしたが、我が家には合っていました。 今では下記のような動線で洗濯をしています。 ①洗濯物を2階に持っていく ②洗濯+干す(半分以上は乾燥に回します) ③洗濯カゴに放り込んで1階に持っていく ④たたむ+しまう(ほぼ畳みませんが・・・) ※ドライコースで洗うお洋服は寝室のクローゼットにしまいます。
洗濯を干すときもリビングの雰囲気を感じながら干せるので気に入ってます。 ちょっと変わった間取りですし、洗濯の音はリビングに響くのでおすすめはできませんが、自分の嫌いな家事をどうやったらすこしでも好きになれるかを考えて間取りを決めることはおすすめしますよ。
■最後の最後で変更した吹き抜けのシースルー手すり。
我が家はダイニング側に吹き抜けがあり、2階とつながっています。そこの手すりは最終確認時まで普通の壁でした。その部分になにかしようという発想はなかったのですが、最後の確認時の打ち合わせをしたモデルルームの手すりが透明のシースルー手すりで、子供がそこから下をのぞいて楽しそうにしていたのに釘付けになりました。 私も主人もその姿にやられて、予算を振り絞り手すりの変更をしました。 今でも、子どもとたちはこの手すりごしに下をのぞいて楽しそうにしています。私もキッチンから上の様子を見ることができるのでとても便利ですよ。ここのお値段、トイレをタンクレスにしたり和室の畳を琉球畳にするのと同じくらいでした。こちらの2つは住んでからリフォームでできるけれど手すりはなかなか変えられないので手すりに予算をかけて正解だったと思います。迷ったときはリフォームできるかできないかを考えての選択もアリですよ。
■ダイニングに作った吹き抜け。
前述したように、当初リビングに吹き抜けを作る予定でした。二転三転した結果、ダイニング側に吹き抜けを作りましたが、家の真ん中に吹き抜けがあるので家の様子が良くわかり、キッチンで料理を作っているときでも2階の子供達を呼ぶことができます。 吹き抜けは空調効率も悪く、匂いが家じゅうに回ったり、音が響いたりというデメリットもあります。けれど私はそれ以上に便利を感じるので、作ってよかったと思える部分です。
■家作りに求めるものは人それぞれ
自分が住む家なので、求めるものは個人個人違います。私も色々な事例やモデルルームなどたくさんの家を見てきましたが、それぞれ違った魅力があり楽しかったです。しかしながら自分が住むことを考えると「もう少しこうだったらいいな、ここは真似したいな」と思うことがありました。それは予算との兼ね合いで実現したりしなかったりでした。 建てた後に、素敵なお家を見たりすると「あー、我が家もこういう風にすればよかった」と後悔したりすることもあります。 それでも家に帰るとホッとするので、「我が家が一番」と自己満足に浸る私なのです。 モデルルームの家も素敵ですが、長く住む家なので見栄えも気にしつつ、使いやすさや動線を優先して作り上げられたら理想的ですよね。 さて、今回でお家作りのお話しは終わりですが、次回はおまけで我が家の後悔ポイントをお話ししますね。
CHANTOママライター/矢那奈美