こうするとちょっとおしゃれに仕上がる!
ボブは前下がりに
ボブヘアの髪の毛を自宅で整えるときに簡単におしゃれになるポイントは、「前下がりにする」こと。前の髪の毛を少し長めに設定するだけで、モードっぽいおしゃれな仕上がりに。
「後ろの髪の毛との長さの差をつけすぎなければ、不自然にもなりませんよ」
前髪はラウンドに
「前髪だけは自宅でカットする」というママも多いはず。
センターを少し短めに、両サイドを長めに設定したラウンドカットにすると、ぱっつん前髪よりやわらかく、垢抜けた雰囲気に。
「より個性的にしたいのならば、角度をつけましょう。その場合のコツが、“ガイドを作る”こと」
ガイドを作るとは、両サイドとセンターの3ポイントを切りたい長さにまず切っておき、そこをつなげるようにカットしていくというもの。
「右から左へ、左から右へ……など、一気にいこうとするとナナメになってしまいがち。どうしても右利きのひとは、左上がりのラインになりやすいです。はじめにガイドを設定すると、思うようなラインを描きやすいですよ」
オイルやワックスのスタイリング剤を少し使ってあげると、さらにこなれ感のあるヘアに!
子どもの頃だからこそ、ママが切ってあげる……。その時間も、大切にしたいものですね。
「ポイントさえおさえれば、子どものヘアカットは意外と簡単。ぜひ、トライしてみて。子どもが動くから難しい場合は、動画なども活用しつつ楽しんでくださいね」
スタイリストPROFILE 大谷猶子さん
ヘアスタイリスト。都内理容室、美容院にて勤務後、NYのヘアサロンに勤務。帰国後は雑 誌、広告などでヘアを担当しながら、 完全予約制のヘアサロンを運営。管理理容師免許、 欧米コスメトロジーライセンス。アーユルヴェーダディプロマ取得。日本毛髪科学協会会員、毛髪診断士。著書に『HAIR FOR KIDS 親子がつながる髪の時間』『おしゃれキッズになろう☆こどものかみがた』(ハースト婦人画報社)
取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 ヘアスタイリスト/大谷猶子 イラスト/三輪夏生 キッズモデル/関塚萌々香