学校でトラブルが起きたとき、ドラマや漫画では「教育委員会に訴えてやる!!」なんてセリフもよく聞きますが…実は解決を急ぐなら、「いきなり教育委員会」は得策ではありません。迅速にスムースにトラブルを解決するための〝正しいルート〟をご案内します。

 

相談先は順序を踏んで(真由美さん/38/整体師)

娘が小学校3年生のときの話です。友だちとふざけていて、文房具を取られてしまったことがありました。どう対応すべきかと、担任の先生に相談したのですが「無理に返してもらっても、そのあと仲よくできないかもしれませんよ」と、投げやりな返答。さすがにその態度には納得できず、教育委員会に相談に行きました。

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すると、状況は丁寧に聞いてくれたものの「その件で、転校などをお考えですか?」と言われて…そこまでの大事だとは思っていなかったので、とても驚いてあわてて否定しました。 すると「いまの段階ではもう少し、担任や学年主任の先生とお話をされたほうがいい」とアドバイスをもらい帰されました。その言葉に従って、学年主任の先生に入ってもらって話をすると、お互いに誤解があったようで意外とあっさり解決。 でも、教育委員会に相談したことは担任の先生にも伝わったようで、微妙な壁ができてしまいました。最初から相談する順序を知っていたら、こんな雰囲気にはならなかったかもしれません…。