教育委員会は「なんでも相談」じゃない(頼子さん/35/デザイナー)

 息子が小学校に入学して間もないころ、頭に包帯を巻いて帰ってきました。驚いて息子に「その包帯どうしたの!?」と聞くと「先生がやった」と言うではありませんか…でも先生からはなんの連絡も入っていません。パニックになった私は、その勢いのままに教育委員会に電話して「担任が息子に大けがをさせて、学校からなんの連絡もない」と訴えてしまったのです。
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電話を切ったあとで改めて詳しく聞くと…息子の不注意で少し頭皮を切ってしまい、保健室に行ったところ養護教諭が不在。そこで「先生が」処置を「やった」、というじゃないですか!! あわてて包帯を外してみると傷はほんの2mmほど。絆創膏が見当たらず、ガーゼを当てて包帯で巻いた、というのが真相でした。 その直後に先生から状況説明の電話があり、教育委員会にも訂正の電話をしました。「なにごともなくて良かったですが、まずは学校に相談を…」と言われ、恥ずかしいやら申し訳ないやら。教育委員会は気軽に電話していい「なんでも相談窓口」ではないんですよね…子どもの包帯頭にテンパりすぎて、早とちりした自分を猛省しました。