隠れインフル蔓延の悪循環(みちこさん/34/会計)

勤務先の社訓は、第一に、健康であること」から始まります。それを推進しているのは他でもない社長で、「常に自己管理を怠らず、健やかな状態で働くことが何よりも大事である」と毎日朝礼で唱えている〝健康第一主義者〟…「体調不良なんてもってのほか」なので、社訓に反しないよう社員たちは日々気が抜けません。 咳をしただけでも「まさか、風邪でもひいたんじゃないのか?!」と厳しいチェックが入り、「いえ、お茶飲んでたらむせただけです!」と必死の言い訳。発熱でフラフラでも「体調が悪いなんて知られたら、どんな小言を喰らうか…」と恐怖におびえながら出勤します。

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そんな社員たちが最も恐れる季節は「冬」…インフルエンザに感染しようものなら、「社長に合わせる顔がない」「でも1週間近く出社できない理由なんて、思いつかない」と悩んだ結果、無理して出勤→蔓延させる、の悪循環。コレほんと、ダメなヤツだから!