“育児=母親”ではなく柔軟な考えを持つ
“三歳児神話”について、「日本赤ちゃん学会」のホームページに鋭い指摘が載せられています。その内容は、「育児に悩みやイラ立ちを募らせている母親は多く、中には虐待に走って子どもの命を奪う事件も後を絶ちません。そうした現実があるにもかかわらず、なぜ『育児の適性は母親にあるのだから、母親が育児に専念すべきだ』といった考え方を改めることができないのでしょうか」というもの。
さらに母子関係を、「生物学的な側面に偏っている」として厳しく批判。最終的には“三歳児神話”の信憑性に「どちらともいえない」と結論づけているものの、「柔軟さを失い、凝り固まった考え方は危険」と警鐘を鳴らしていました。
正解のないテーマなので、情報を鵜呑みにするのもよくなさそう。自分なりの答えを見つけるのが一番かもしれませんね。
文/河井奈津