旦那と一緒に開けてと〝謎の指示〟(五月さん/34/事務員)

去年の誕生日、姑からもらったプレゼントに引きました。サプライズが下手な姑は、誕生日の数か月前から電話のたびに「きっとふたりとも喜ぶと思うの!」とか「驚くだろうな~」なんて言いながら、私の期待感をあおっていました。〝ふたりとも喜ぶ〟ということは、夫婦で使える何かなのでしょう。 密かに楽しみにしつつ迎えた誕生日当日。舅と一緒に家に来てくれた姑は、私に袋を差し出しました。私が開けようとすると「あ、待って待って! 私たちが帰ってから、たかしと開けてね」と何やらはしゃいでいます。姑たちが帰った後、すぐに旦那とプレゼントの開封に取り掛かりました。

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出てきたのは有名下着メーカーの袋…この時点でなんだか嫌な予感はしていたのですが、予想はズバリ的中でした。出てきたのは、気合満々の〝勝負下着〟。なかなかのきわどいデザインで、いずれも布面積極小のセットが3組…気をきかせてくれたのか店員さんのプシュか、ガーターベルトや網タイツなどサイドアイテムも充実しています。合計で、おそらく数万円はするでしょう。 呆気にとられる私の手からぽろっと落ちたのは、姑からの手紙…そこには「これ着てがんばって!」の文字が…いやいや、こんなの着られるか~い! 思いのほか嬉しそうな旦那をど突き、下着はクローゼットの奥深くへサヨナラしました(笑)。