education201901

仕事と家事と育児に追われて忙しい毎日ですが、ふと「私の子育て、これでいいのかな」と思ったことはありませんか? 後になって「こうすればよかった」と思っても時間は戻りません。 かといって、今自分が一生懸命やっている育児が正しいのかどうか確認する方法もなく、不安になってしまいますよね。 でも、成長したお子さんを持つママから「こんなことに後悔している」というリアルな体験談を聞ければ、これからの子育てに役立てることができそうです。 今回は、13歳以上のお子さんがいるママを対象に、これまでの育児で後悔していることはあるかどうか、あるとしたらどのようなことかを聞かせてもらいました。 最後には先輩ママからのひとことアドバイスもありますので、ぜひ参考にして下さいね。

 

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先輩ママが今でも思い出す「育児で後悔したできごと」は


今回、独自に13歳以上のお子さんがいるママにアンケートを取ったところ、「これまでの育児で後悔していることがある」と答えたママは全体の約30%で、3人に1人は育児で何がしかの後悔を抱いていることが分かりました。 しかし「後悔」とまでは行かなくても、「もっとこうすればよかったと思うこと」には100%のママが「ある」と答えていて、自身の子育てがパーフェクトだと思っているママは1人もいないことが分かります。 いったいどのようなことを後悔しているのか、その一部を紹介します。

 

赤ちゃん返りだったのに…叱りすぎてしまった

「下の子が生まれた3歳過ぎから聞き分けがなくなって、身の回りのこともグズグズしてなかなかやろうとしないし、これはダメと前から言っていることを知っていてどうしてやるんだろうと…。とにかく叱ることが前の何倍にも増えた感じでした。今思えば、赤ちゃん返りだったのですが、当時は察してあげられなかったんです。もっと甘えさせてあげればよかったなと申し訳ない気持ちです」(Yさん・41歳・当時3歳と0歳のママ)

 

「反抗期がなくてよかった」と思った私は大間違いだった

「17歳と14歳のきょうだいがいます。長男はかなり抑えつけて育てたためか、小さい頃は素直で育てやすかったのですが、今になって反抗期が来てしまい困っています。この時期になって普通に話が通じないことや、家で荒れている様子を見て、小さい頃にもっとのびのび育ててあげればよかったと今さら後悔しています」(Fさん・45歳)

 

いっぱいいっぱいで、平手打ちしてしまったあの日

「2歳の終わりごろ、イヤイヤ期が本当にひどくて、毎日の生活が何ひとつすんなり進まない日が続いていました。その日は私も疲れ切っていたところに、もう寝る時間なのにイヤイヤが始まり、日頃のストレスが爆発して、思いっきり頬を平手打ちしてしまったことがあります。子どもは大泣きして、赤くなった頬のままで泣きながら眠ってしまいました。その寝顔を見ながら本当に後悔して、後味が悪くて…10年以上経った今でも、あの日のことは忘れられません」(Jさん・43歳・当時2歳のママ)

 

イヤイヤ期や下の子が生まれたことによる赤ちゃん返り、反抗期…小さい子を育てるのは肉体的にも精神的にも大変で、仕事や家事も山のように抱えたママが忍耐力の限界を超えてしまっても不思議ではありません。 でも、一度手をあげてしまったことで、上記のように時間が経っても自分を責め続けているママがいるのも事実。  人は追いつめられると、通常ではやらないことをやってしまうことがあります。

 

筆者も、小さい子を育てているママに少しでも息抜きしてほしいといつも心から願っていて、電車やスーパーなどで困っているママを見かけたら、おせっかいかも?と思いつつも手助けしたり、読み聞かせや託児のボランティアに参加したりしています。