「魔法のフライパン」の製造工程とは?
「魔法のフライパン」は、以前放送された『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)でも紹介されていました。同番組では嵐の大野智が「錦見鋳造」を訪れ、「魔法のフライパン」作りに挑戦。厚さ1.5mmのフライパンを作る困難さを体験しています。
まず強力な電磁石で“銑鉄”というフライパンの原料を釣り上げ、炉の中へ投入。この作業はすんなり上手くいき、錦見さんと大野さんは笑顔でハイタッチを交わしていました。しかし大野さんが余裕を見せていたのもここまで。炉に近づいて鉄の不純物を取る作業では「熱い! 熱い!」と悲鳴を上げており、工場内はかなり高温のようです。
また大野さんは、最難関の型に鉄を流し込む作業にも挑戦。綺麗に流し込まないとフライパンが欠けたり穴が空いてしまうので、長年の経験が必要になります。大野さんは果敢に挑んだのですが、型から取り出してみると淵が欠けており失敗。錦見さんは「勢いが弱かったかな」と欠けてしまった原因を語っていました。
ちなみに『カンブリア宮殿』によると、この“型に鉄を流し込む作業”は工場内でも社長にしかできないとのこと。「魔法のフライパン」をより多くの人に広めるためにも、“全自動フライパン製造機”が完成することを祈るばかりです。
文/河井奈津