PTAは「Parent-Teacher Association」の略、社会教育法(第10条)で「公の支配に属しない団体で社会教育に関する事業を行うことを主たる目的とするもの」と定義される「社会教育関係団体」のひとつといわれるもの。保護者と教職員が協力して児童を支援するはずなのに…なかには保護者に丸投げで、困惑しているママたちもいるそうです。
先生が仕切ってくれないと…(春子さん/38歳/イベント会社勤務)
娘が小学校3年生のとき、初めてPTA役員を引き受けました。ママ友が前年度の役員で、推薦もあってお役目を引き継いだのですが…いざ初回の会議になったところで「その役をやりたい」といまさら無茶を言い出したママがいたんです。
会計がらみの少し特殊な役だったので、すでにじっくり引き継ぎも済ませていましたし、打ち合わせが多い平日に休みが取れる私が推薦を受けた、という経緯があります。変更が難しい理由を説明したのですが「その役でないなら、役員はやらない」とまで言い出したんです。 一同困ってしまい、同席していた男性のベテラン先生からの説得を求めたのですが…先生は「やってもらえばいいんじゃないですか?」という、まさかの軽〜いお返事。とはいえ先生のご示唆とあれば無下にひっくり返すこともできない雰囲気になって、役を入れ替わることになりました。 でも案の定そのママは、平日に休みが取れずに役目をこなせず、例年行われていたイベントができなくなる事態に…先生に訴えても「まぁ仕方ないですよね」と、これまた軽いひと言。本人にも問題はありますが、先生の無責任な発言は本当に困ります。