中高年の間で急速に広がる“SNS疲れ”
スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView」のデータによると、2016年のインスタグラム利用者は18歳から34歳が圧倒的だったものの、2017年には29歳以下が360万人、40代から50代は408万人と増加。それに伴い、SNS疲れや鬱を起こす中高年が急増しているとも言われています。若者はアカウントを複数所有してSNSごとに内容を変えたり、「いいね!」に過度な期待をしなくなるなどSNSに順応。いっぽう中高年は知識がまだ乏しいため、うまく対処できていないそう。
有名ゆえにSNSで心ない声や誹謗中傷を浴びやすいのが芸能人。フリーアナウンサーの高島彩さんが10月に「負の感情を生む場所になってしまっては悲しい」としてインスタグラムからの撤退を発表したばかり。また女優の石田ゆり子さんも、8月に「ここ最近、SNSというものの良さも悪さもひしひしと感じます」「最近やはり疲れてきたのは事実です」とコメントして話題を呼びました。
SNSも立派なコミュニケーションツールのひとつ。自分本位の考えにならないよう、相手を思いやる気持ちで使いこなしたいですね。
文/河井奈津