「離婚したい」と思っても、子どものことや生活のことなどを考えると決心がつかず、踏みとどまってはまた悩んでの繰り返し…人生の一大事ですから、それが普通です。では、その迷いを振り切って離婚することを決意した妻は、どんな瞬間に背中を押され決断を下したのでしょう? お話を聞きました。
息子に嫉妬する旦那の姿に恐怖(美奈子さん/34歳/看護師)
飲み屋でたまたま出会って意気投合し、交際1年足らずで結婚しました。やさしくて、一緒にいるだけで癒される人だったのですが…子どもが生まれると、旦那は豹変。「私を取られてしまった」と息子に嫉妬し、あたるようになりました。 息子が泣くたびに「うるさい!」と怒鳴り、ときには手を上げようとすることも。そのたびに私は必死で子どもを守りましたが、まさかここまで嫉妬深いとは、思いもよりませんでした。息子のためを考えると「離婚」という言葉が頭をよぎりましたが、旦那に未練もあって言い出せずにいたのです。 仕事柄、夜勤がある日は息子と旦那がふたりきりに。そんなときは不安なので、急いで家に帰ります。その夜も、帰宅してドアを開けると…驚きの光景が! 泣き叫ぶ子どもを無表情で放置し、その横でタバコを吸っている旦那…「なにしてるの?」と声をかけても無言。その姿を見て、心の奥から怖くなりました。
(このままだと、息子が危ない!)と母親の直感が働き、この出来事に背中を押され、離婚することにしました。別れるのはつらかったですが、あのまま一緒に暮らしていたらと思うと、ぞっとします。