自らの肩書きや仕事内容を表す名刺は、働く人たちにとって欠かせないツールですよね。ビジネスの現場でまず初めに登場するため、中にはインパクト重視の名刺を持つ人もいるよう。意外と奥深い“名刺の世界”を覗いてみましょう。
“長すぎる肩書き”には苦労が多い?
12月15日に放送された『お名刺、頂戴できますか?』(日本テレビ系)は、「お名刺のぞき見バラエティー」という変わったジャンルの番組。街行く人の名刺にスポットライトを当て、名刺に関する疑問から持ち主の仕事内容までを調査しています。
まず番組で“素朴な疑問”として取り上げたのは、「肩書きが長い人って一体何者?」というテーマ。オフィス街で発見したキャリウーマンから名刺を頂戴すると、「エンターテイメント事業本部 カスタマーサポート事業部 統括プロジェクトマネージャー」という長めの肩書きが記載してありました。試しに暗記しているかを確認すると、「カスタマー“サービス”事業部」と一部を誤って回答することに。長すぎる肩書きは、本人でも覚えるのが難しいようです。
また大手警備会社に勤める男性は、「取締役常務執行役員」という肩書の他に6つの役職を兼務しています。そのため名刺を見せてもらうと、名前の上には肩書きがビッシリ。全ての役職を記載するのはスペース上「不可」と印刷会社から言われたほどで、最近の悩みは「兼務しすぎて忘年会の数が多すぎる」ことだそうです。