ある日夫から、長年つき合っている愛人と、その子どもの存在を知らされた妻たち。でも彼女たちは「まったく疑ってもいなかった」と口を揃えて言います。にわかには信じられないことですが、どうして夫たちは隠し通すことができたのでしょう? 妻たちの話を聞きました。
半年の里帰りがアダとなった(まりこさん/38歳/育休中)
離婚する直前に元旦那は、いままでの不倫生活をすべて暴露しました。愛人の存在に加え、もうすぐ1歳になる女の子がいることも。そして、思わず感心してしまうほどの「完璧な二重生活」のスケジュールのことも。 愛人との出会いは、私が第二子出産のため、実家に里帰りをしているときだったそうです。3歳になる上の子がいて大変だったので、半年ほど…その間にがっつり不倫されていたんです。
久しぶりに自由を満喫していた元旦那は、出会い系アプリで知り合った女性を毎日のように家へ呼んでいたようです。そして私が戻ってきてからも、週に2回ほど「終電を逃したから漫画喫茶で泊る」「朝まで飲み会だから帰れないかも」と理由をつけては女性宅へ。「大きなプロジェクトを任されることになった」と出張が多くなったのも、すべて女性と過ごすためのカモフラージュだったのです。 不倫に気がつかなかったのは、もともと激務で留守がちだったことに加えて、帰宅時間だけはきっちりと守っていたから。朝5時頃に帰宅することも多かったので、「本当に始発で帰ってきたんだな」と信じ切っていました。「いい加減な性格だ」と思っていた旦那が、まさかここまで徹底した行動をしていたなんて…いまだに信じられない気持ちです。