満員電車や、混雑した駅を利用して通勤するのは一苦労。会社に行くだけでも疲れてしまいますよね。そんなイライラを一瞬で解消する“一風変わった方法”が、SNSでは話題になっているようです。

「撮影してる風」で“ぶつかってくる人”対策!?

Twitterで話題になっているのは、「胸の前にスマホをまっすぐ持って進むと前から人がぶつかってこない」という裏ワザ。「ビデオ撮影している」と思われることで歩きやすくなるんだとか。もちろん“歩きスマホ”をしているわけではなく、ただ胸の前にスマホを立てて持つだけです。

 

この発見が「めちゃくちゃ効果ありそう!」「なにこの必殺技」「痴漢対策にも使えそうな気がする」と話題に。「“防犯カメラ撮影中”のステッカーと同じかもね」「ドライブレコーダーが歩行者レベルで適用されてるみたいな感じかな」との分析も上がっていました。

 

ただし「それってメンドクサイ人認定されてるだけだと思う…」「何撮ってるんだよ! っていちゃもんつけられそう」という声も上がっており、あくまでもアイデアのひとつとして考える程度が無難かもしれません。

男性からは驚き、女性からは共感が

今回の話題で意外と多かったのが「ぶつかってくる人ってそんなに多いの!?」という驚きの声。主に男性から出ているようで、「混んでるから当たっちゃうんじゃなくて? ぶつかってくる人がいるんだ…」と衝撃を受けていました。

 

逆に女性からは「ワザとぶつかってくる人も多い」「そういうタイプの痴漢もいるし、避けようとしない人も多い」と共感の声が。同じような事例に困っている人は多く、ネット上では「絶対よけずにぶつかってくる人いるよね! しかも自分が悪いクセに舌打ちされたりする」「そんなに混んでない階段でぶつかられて、危うく落ちるところだった…」との体験談も語られています。

 

今年の前半には、Twitterで「#わざとぶつかってくる人」というハッシュタグも流行。「かなり多いんだけど、男の人に言ってもあまり信じてもらえないよね」「ネイマールみたいに大袈裟にぶつかったアピールしないと体が持たない」という意見が相次ぎました。

女性はナメられがち?

今年3月には、とある男性が「女装してみて気づいたこと」をTwitterに投稿して話題に。やはり「駅ですれ違う人が避けずに突っ込んでくる」体験もあったようですが、他にも「男性が急にタメ口で話しかけてくる」「店員さんが上から目線」「満員電車でやたら押される、舌打ちされる」ことも増えたそう。「初めて知った」「女性にとってこれが当たり前だと思うと悲しい」とコメントしています。

 

実際にネット上でも「車のディーラーに旦那と一緒に行った時と、一人で行った時の対応が全然違ってビックリ」「パソコンを買いに行った時にかなり軽くあしらわれた」「不動産とか役所でも夫が出向いた時と私が行った時で“ナメられ具合”が違うんだよね…」との声が。

 

「できるだけ低い声で、はっきり喋るようにしてる」「役所とか窓口系は、相手が言ったことを正確に復唱する。適当にあしらえないなって思わせられるよ」「舐められたくないときはとにかくスーツを着るようにしてます」など、様々な対策もあげられています。努力せずとも、“女性だから”という理由だけで嫌な思いをすることがなくなるといいですね。

 

文/河井奈津