毎日のように新しい話題がフィーチャーされるネットの世界。この記事では、SNSや検索サイトで注目を集めているワードを解説&深堀りしていきます。今回取り上げるのは、Twitterで話題の「#子供の頃怖かったもの」。

子どもの頃に怖かったものといえば?


「#子供の頃怖かったもの」がTwitterトレンド入りしたのは12月12日のこと。このハッシュタグはその名前の通り、“子どもの頃に怖かった思い出”を振り返るというものでした。

 

Twitter上で多く上がった“怖かったもの”が、アニメや漫画に登場するシーンやキャラ。子ども時代の恐怖体験を「おばあちゃんの家にあった『地獄先生ぬ~べ~』の漫画は結構トラウマ。トイレの花子さん怖すぎて漫画投げた」「喪黒福造。なんなら今でも怖い」「『まんが日本昔ばなし』で時々やる怖い話」「『ぼのぼの』に出てくる“しまっちゃうおじさん”」「『ガンバの冒険』のノロイ。超怖かった」「『千と千尋の神隠し』の両親がブタになっちゃうシーン」「『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王。地球終わったと絶望してたよ」と回顧する声が続出していました。

 

また独特のトラウマ体験を明かす人も多く、「『ストII』の負け顔。勝負が終わるとすぐ父ちゃんの背中に隠れてた」「『フルーチェ』。夢の中で溺れたから」「おばちゃん家のトイレのドア開けたら、タモリが立っている気がして怖かった」「夫婦喧嘩で母親が本気になった時」「風呂上がりの祖母の全裸」などの声も上がっています。

「メトロポリタン美術館」が怖すぎた!?


“怖かったものあるある”として多く上がったのが、「プレステの起動音」や「VHSの品質管理用信号」、「出光の看板」、「『ウルトラマン』シリーズの怪獣・ダダ」など。さらに「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」を推す声も多く上がっていました。

 

「メトロポリタン美術館」とは、『NHK みんなのうた』で放送されていた楽曲のこと。ポップな曲調と少し不気味な映像が相まって、トラウマになっている人も多いようす。Twitter上には「妙に明るい曲も怖かったけど、薄暗い美術館でミイラが動き出すのが本気で怖かった」「女の子が絵の閉じ込められて終わるのが無理」「理由は特にないけど、なんとなく怖かった思い出がある」といった声が。ちなみに「リラックマ」などのキャラクター原案を手掛けたデザイナーのコンドウアキさんも、「メトロポリタン美術館」が怖かったとつぶやいでいます。

 

しかし「メトロポリタン美術館」が話題になったことで動画を見返した人も多いようす。Twitterには、「子どもの頃になぜ怖がっていたのかわからないほどいい曲だな」「今見返してみたらカワイイと感じた」と好評の声も上がっていました。

他にも話題になった「#子供の頃怖かったもの」


ほかにも同ハッシュタグで注目を集めたのが、「公益社団法人ACジャパン」のCM「消える砂の像」。このCMは地球温暖化防止を訴えたCMなのですが、その奇妙なBGMが「いま聴いても怖すぎる」「BGMだけでも怖いのに、最後のA~C~がやたら怖くてトドメ刺しにきてる」と話題になっています。

 

さらにプロレスラーの橋本大地さんは、「父上」とのコメントと共に一枚の画像を投稿。そこには、2005年に亡くなった父親である橋本真也さんの姿が。“怖かったもの”としてアップした画像ですが、真也さんは穏やかで優しそうな表情で写っています。この大地さんのツイートには、「おぉ! 破壊王!!」「破壊王永遠なり! すっごく優しそうな瞳」「偉大なお父様でした。写真、優しいお父さんの顔ですね」といった声が上がっていました。

 

「#子供の頃怖かったもの」で検索すれば恐怖体験だけでなく、昔の漫画やアニメなど少し懐かしい思い出が蘇るかもしれませんよ。

 

文/河井奈津