最近では子どもの“キラキラネーム”が話題になっていますよね。また時代によっても流行りの名前は変わるため、子どもの“名前決め”に悩む親は多いようす。さらに“誰が名前を決めるか”を巡っても、人それぞれ意見が分かれています。
子どもの名前を自分でつけたい妻の意見
あるママはもうすぐ出産を迎えますが、「子どもにつけたい名前が夫と食い違っている」との悩みを告白。どちらかが譲らなければいけないとは思いつつ、お腹を痛めて産む我が子には納得した名前をつけたいそうです。
このお悩みに対して、ネット上ではアドバイスが続出。まず多かったのが「2人で協力して決めた」という意見で、「うちは『名前に使いたい漢字』を5つずつ紙に書き、お互いに使いたかった漢字を一文字ずつ組み合わせた」「私が候補をどんどん挙げていって、それに対して夫が『ださいね』『なんかしっくりこない』『それ、あそこの子と同じ』『それいいね!』ってコメントしたよ」などの“決め方”が紹介されていました。
一方で、「妻が決めるべき」という意見の人も多数。「やっぱり自分が産んだ子だし、子育ての時間も多くなるから自分で決めたい」「夫は正直どんな名前でも納得しそう」などの声が上がっていました。しかし妻の中には「夫に決めてほしい」と考える人も。「夫は朝から夜遅くまで仕事で、あまり子どもに会う時間がない。『○○の名前はお父さんが考えてくれたんだよ』と言いながら育てたい」といった声が上がっています。
夫が“昔好きだった人”の名前を候補に!?
また「男の子は夫、女の子は妻」「1人目は妻、2人目は夫」などのルール決めをする夫婦もいるようで、「やっぱり男の子には“男が良いと思う名前”をつけるべきだから、息子の名前は夫に決めてもらう」「長男の名前は私がつけたから、2番目の子どもは夫が名づける番」などの声が上がっています。
他には「うちは夫の親につけてもらった。無難な名前だな… と思っていたけど、今では感謝してる」「親戚が集まった時に意見交換したら、いとこの意見が採用された」「姓名診断してくれる人に、字画数も考慮して決めてもらったよ」など、親ではない“他の人”が決めるという選択をとった夫婦も登場。
さらに“子どもの名づけ”を巡っては意外なトラブルも発生しているようで、「夫が娘に“好きな女優の名前”をつけようとしてドン引きした…」「娘に元カノと同じ名前をつけようとする夫ってなんなの!?」といったエピソードも見られました。
女の子の名前トップ3には「結」の字が
“名前の決定権”については議論が分かれていますが、実際に今年人気を集めたのはどのような名前なのでしょうか。明治安田生命は、2018年生まれの子どもを対象にした「名前ランキング2018」を発表。詳しく内容を見ていきましょう。
男の子の名前で首位となったのは「蓮(レン)くん」。「レン」という響きの良さに加えて、植物の蓮(はす)から連想される“力強さ”が人気の理由だそう。続いて2位は「湊(ソウ、ミナト)くん」、3位には「大翔(ヒロト、ヤマトなど)くん」がランクインしました。
女の子の名前では、「結月(ユヅキ、ユズなど)ちゃん」がトップを獲得。2位・3位には「結愛(ユア、ユウアなど)ちゃん」「結菜(ユナ、ユウナなど)ちゃん」が入り、“人と人とのつながりをつくる”という意味の「結」の字がトップ3を独占する結果となっています。
毎年恒例の名前ランキングについて、ネット上では反響が続出。「『結』の字が入ったのって、羽生結弦くんの影響だよ」「娘の名前が1位になってた…。なんか人気に乗ったみたいに思われて嫌だ!」「来年生まれる息子の名前、このランキングを参考にしよう」といった声が見られました。
普段なかなか意識しないものですが、改めて“自分の名前の意味”を考えてみるのもいいかもしれませんね。
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文/内田裕子