意外と相性がいい? 車で作物の栽培に取り組む人々
“トラック畑”という斬新なアイデアを生み出した城島さんですが、実は海外でも似たような発想をする人が。
農業大国と言われるアメリカでは、トラックの荷室を畑にした青年が注目を集めています。荷室を温室に改造し、野菜や穀物、ハーブなどを栽培。室内はルーフから集めた雨水を利用するなど、車ならではの工夫が施されています。“持続可能な農業”を広めるため、全国で移動教室もしているそうですよ。
また昨年開催された「ジュネーブ国際モーターショー2017」では、“栽培コーナー”を搭載したスイス産のコンセプトカーが登場。スイッチ1つで水が流れる仕組みになっており、ちょっとした野菜が育てられます。もしかしたら今後は、新しい形で車と農業が密接な関係を築いていくかもしれません。
城島さんのトラック畑も、成果を出せるといいですね。
文/牧野聡子