派閥に分かれて争うのは「人の性」とでもいうのでしょうか? 自分や夫のスペック・子どもの習いごとなどを巡って、ママたちを二分する勢力同士は、しばしば激しく火花を散らしているようです。あまりにも大人げないその争いにうんざりする、保育園ママたちのお話を聞きました。
高学歴VS有資格「社会で通用するのは」(葵さん/28歳/パート)
保育園に、顔を合わせればマウンティングをしかけ合う、ふたりのママがいます。 ひとりは某有名大学を主席で卒業、現在は大手企業に勤めている「自称・高学歴ママ」。もうひとりは高卒ではあるものの資格を10個以上取得、宅建の資格を活用して不動産関係の仕事をしている「有資格ママ」。高学歴ママの「学歴自慢」に対し、「手に職をつけたほうが社会で通用する」という有資格ママの反撃で、いつもの不毛なマウンティング合戦が始まります。「学歴がないと資格に頼るしかなくってかわいそう」と言えば、「学歴しか誇れるものがないのはもっとかわいそうだけどね」と笑顔で応戦、これで両者の火花が散るわけです。 しかも、保護者会や子どもの送迎時など、時と場所を選ばずに開戦するため、周りのママたちにはいい迷惑…どちらも立派な仕事についてるんだから、いがみ合う必要ある? と心から思います。