日本に居ながらディープに海外旅行気分に浸る!

“初級編”でプチ海外旅行気分を味わえるスポットやイベント等をご紹介させて頂きましたが、日本にいながら海外旅行を味わえるさらにディープなお勧めスポットが幾つかあります。 良く知られているのが、長崎県に位置し、小さなオランダと言われる“ハウステンボス”ですが、私のイチオシは、福島県に位置する“ブリティッシュヒルズ”です。 ブリティッシュヒルズは、国際人育成を目指して作られた英語研修施設及びリゾートホテルです。英語を学ぶ、イコール英国文化を学ぶ事というコンセプトに基づき、福島県の羽鳥湖高原の広大な敷地内に、中世の英国マナーハウス及び住環境を忠実に再現した、正に“パスポートの要らない英国”です。館内スタッフ達は日本人スタッフと英語圏出身のスタッフで構成されていますが、特に「日本語しか話せません」等の断りがなければ、日本人スタッフも英語を話します。そのため英語学習中の方達にとっては、またとない英会話の実践の場にもなりますし、海外旅行気分も同時に味わえる、いわば『一粒で二度おいしい』施設でもあります。 実は私は独身時代に一度訪れた事があったので、是非家族にも日本にいながら海外旅行気分をたっぷりと味わってもらいたく、今年の秋、約20年ぶりに主人と息子を連れて1泊2日で再訪しました。 日本に居ながら海外旅行気分を味わう上級編として、今回このブリティッシュヒルズについてご紹介させて頂きたいと思います。

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写真:「ブリティッシュヒルズの象徴である“マナーハウス(領主の館)”」「敷地内の紅葉」

 

欧米の行事はロケーション一致で更に楽しい

実は、今回のブリティッシュヒルズ滞在は、結婚10周年記念のイベントも兼ねていました()。入籍したのが10月下旬という事もあり、「せっかくだから、今年はブリティッシュヒルズのハロウィンイベントに子供を参加させよう!」と即決。ならばロケーションに合わせて、今年は映画“ハリー・ポッター” シリーズの仮装で親子参加しよう!と宿泊予約と同時に衣装を作り始め、出発前日に完成させて(汗)意気揚々とチェックイン! ブリティッシュヒルズのハロウィンイベントは、“英語ネイティブ講師の指導によるハロウィンクラフト”、“ランチブッフェ”、“トリックオアトリート(子供達が仮装してお菓子をもらいに練り歩くイベント)”で構成された、所要時間約4時間のアクティビティでした。チェックインしてすぐのイベント参加になってしまいましたが、息子のテンションが上がり「今すぐ仮装する―!」とリクエストが出て、慌てて仮装衣装を着せてのスタート。参加者は親子及び大人グループ合わせて約20人前後だったと記憶しています。 最初にハロウィンのステンドグラス風ステッカーを作成しました。息子は王道のかぼちゃモチーフのものを作成。親は難しい部分を塗ったり、固い塗料のチューブを絞るお手伝い等以外はただ見守るだけです。 ステンドグラス風ステッカー作りの終了後、ビュッフェ形式の昼食を頂きました。メニューは英国的な料理尽くしというよりは、日本のホテルのランチビュッフェに近い感じです。昼食場所のリフェクトリー(食堂)が雰囲気抜群で、映画“ハリー・ポッター”シリーズに出てくるホグワーツ魔法学校の一場面を彷彿させました。 昼食後は、トリックオアトリートに使用するお菓子入れ用紙袋と、ハロウィンモチーフのお面を作り、この後に希望者は仮装衣装に着替え、息子も大好きな“トリックオアトリート”の為、敷地内を歩いて巡りました。

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写真:「ステンドグラス風ステッカー作り」「お菓子入れ紙袋作り」「昼食場所のリフェクトリー(食堂)」

 

トリックオアトリートに出かける前に、私も自作の衣装でマクゴナガル先生(映画“ハリー・ポッター” シリーズに出演している、ホグワーツ魔法学校の先生)に変身しまして、ハリー・ポッターに仮装した息子と、親子コラボ仮装を実現させました(笑)。ちなみにブリティッシュヒルズ側でマント等、簡易仮装の衣装を無償貸し出ししてもらえたので、主人にもマント位付けて欲しいと頼んでみましたが…却下されました(涙)。 トリックオアトリートですが、英国そのものの景色の中でネイティブ英語スピーカーのスタッフからお菓子をもらう光景は、正に外国でハロウィンイベントに参加している気分でした!お菓子もちょっと珍しい外国製のキャンディ等で、スタッフの皆様の仮装もなかなか凝っていて、見ていて飽きなかったです。今まで参加していた居住エリアの、仮装キッズが大勢ひしめくハロウィンイベントとは違い、息子にも新鮮な体験だったようです。 トリックオアトリートから戻ると、アクティビティは終了になりました。その後はマナーハウス内を見学したり、宿泊棟で寛いでリラックス♪夕食はパブでカジュアルなディナーを頂きました。なんと、ドリンクメニューの中には、映画“ハリー・ポッター”シリーズに登場したバタービールがありました!(飲んだら甘かったです!) 記念日にふさわしい、とても楽しい一日を過ごし、一家揃ってこの夜はさっさと寝落ちしてしまいました(笑)。 やはり欧米発祥のイベントは、ロケーションが一致すると、楽しさ倍増ですね!!

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写真:「親子仮装でトリックオアトリートへ」「ディナーのハロウィン特製デザート」「バタービール」

 

欧米のリゾートの様にひたすらリラックス

滞在2日目は、10時にチェックアウトしなければなりませんでしたが、駅までの送迎バスが1345発という事もあり、チェックアウト後もブリティッシュヒルズの敷地内に滞在して、家族で紅葉を見ながら散歩をしたり、無料貸し出しの卓球セットを借りて卓球を楽しんだり、欧米のリゾートに倣い、ゆったり過ごしました。高原の済んだ空気と美しい風景は、ただ散歩をするだけでもリラックス効果は抜群でした♪ また、このエリアは気温が低く、秋から春にかけては宿泊棟には宿泊者用の防寒用マントが用意されているとの事です。このマントのデザインが格好良くて暖かく、羽織るとテンションが上がりました(笑)。 また、マナーハウスの内部にはとても重厚で素晴らしい調度品が沢山あるので、ここぞとばかり息子のかっこいいイメージの写真を沢山撮影してしまいました!そしてその後は敷地内のティールームで、正統派スタイルのアフタヌーンティーをランチ代わりに楽しみました。紅茶の美味しさも格別でしたよ♪ このように、ここでは様々な楽しみ方ができるので、圧倒的な非日常空間に浸り、日頃の悩みやストレスを忘れることができると思います! 私は昔、本場英国旅行も体験済ですが、リアルな海外旅行だと、「せっかく来たから○○しないと!△△も見たい!」等欲が出てしまい、タイムスケジュールに追われるように過ごしていた記憶があります(本場の交通機関は時間通りの運行ではなく、ダイヤが予測しにくい事情もありましたが…)。それに対してブリティッシュヒルズは、バスの運行時間等、タイムスケジュールが正確なので、ストレスが少なかったです。 息子も海外旅行疑似体験が楽しかったらしく「今度はクリスマスに連れてきて!」「春もイースターとか楽しそうじゃない?」と早くもリピート希望を出していますが、スタッフさん達に英語を話すのは照れてしまってさすがにできませんでした。(代わりにお礼のメモを書いてスタッフさんに渡しました。) 個人的にブリティッシュヒルズは、大人はもちろん、子供達にもお勧めの施設だと思っています。今回は宿泊とアクティビティ参加で訪れましたが、英語研修プログラムも学期休みを中心に充実しています。 宿泊プランやアクティビティも英国色溢れる独自プログラムが多く、他とはひと味ちがう滞在を楽しむ事ができると思います。是非、本格的な海外旅行気分を満喫したいファミリーに訪れて頂きたいですね。

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写真:「私達一家が利用した宿泊棟外観」「宿泊した部屋の内観」「宿泊者が利用できる特製マント」

 

文学・映画ファンにも是非訪れて欲しい!

ブリティッシュヒルズは映画“ハリー・ポッター”シリーズはもちろん、名作映画「高慢と偏見」、「日の名残り」等のワンシーンに紛れ込んでいる様な感覚を味わえるので、英国映画・文学ファンの方にもお勧めの施設です。 ハリー・ポッターファンには「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が映画の世界を疑似体験できる場所として認知されている傾向がありますが、個人的にブリティッシュヒルズの方が、寮生活や学校生活のシーンを疑似体験できるので、こちらをおすすめしたいです。 また、フォーマルな英国ブレックファーストやディナーが楽しめるプランや、イヤーエンドのカウントダウンパーティー等、英国らしいパーティーも開催されますので、四季を通じて様々なスタイルの英国文化を体感できます。純粋に「英語力を試したい!」という目的での滞在も、リアル海外旅行以上に英語のインプットとアウトプットが期待できます。(ただし、自らスタッフさん達に声をかけていく姿勢も必要です。) 様々な目的や年齢層でも楽しめる“ブリティッシュヒルズ”。1泊2日でも海外旅行気分を存分に味わえるので、様々な制約があり海外旅行を断念している方は、こういう施設の利用も検討してみてはいかがでしょう?

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写真:「息子出演のアート風写真」「マナーハウス内のアッパーホール」「アフタヌーンティーセット」

 

【取材協力】 株式会社ブリティッシュ・ヒルズ (英語名:British Hills. Co. Ltd.) 〒962-0622 福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾字芝草1-8

TEL:0248-85-1313 FAX0248-85-1300

Eメール:hills@british-hills.co.jp

URL:

http://www.british-hills.co.jp/

 

CHANTOママライター/トヤマチエコ