中には解約するつもりがそのままになっていて、料金だけ支払っているといったケースも少なくないのです。特に金額が小さければ、わかりにくい場合も多いのですが、それをずっととなると1回の引き落としは少なくても累計すると、結構な金額になってしまうのです。 また、携帯電話の料金は分割支払い分や使用料、オプション料金など全てが合算されて引き落とされています。この中に購入時に割引になるからと、付加した不要なオプションサービス等が含まれていないでしょうか。これらも解約してしまえば、多少なりとも節約につながるのです。 クレジットカードも複数枚持っていると、ものによっては年会費が必要となるものもあります。これらは年会費が不要なものにまとめてしまっても問題ない場合は、どのカードが必要なのかしっかりと考えてみることも必要です。

■大きな節約が可能になる「保険料」

節約が可能な固定費の中で大きな割合を占めているのが、生命保険や医療保険等の保険料です。最初に契約をしたときから見直しをするのが面倒ということで、そのままにしている人もかなり多くいるのです。ですが、保険関連の金融商品は、新しく良いものがどんどんと誕生しています。 自分たちだけではなかなか見直しというのも大変ですから、一度ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみるといいかもしれません。複数の保険会社の保険商品を熟知しているので、どんな保障内容が必要という条件が提示できれば、最適な保険商品を紹介してくれます。 また、最適な保障がどんなものかわからないといった場合でも、年収や家族構成、またローンの有無なども踏まえたうえで、必要な保障が何になるかといった相談にも対応してくれます。 入院して手術となると1回で100万円ほどのお金が必要になる場合もあるのですが、高額療養費制度というのがあるため、1か月に支払った金額が一定を超えると、その分は申請することで返金が可能となるのです。ですから、医療保険でこういったケースに対処する必要は特にありません。 実際に保険の見直しをすることで、保障内容をそれほど落とさずに月額で数万円も節約できたといった例もあるのです。 自動車を所有している人であれば、任意の自動車保険にも加入していますよね。この自動車保険についても、多少の節約は可能になるのです。 まず、事故をしないことです。これは事故等で保険の支払いが発生しなければ、等級が変わり保険料は下がります。年齢制限などの条件を付与することでも、保険料を下げることは可能になります。 他にも事故だけでなく、違反をしないということも節約のためには大切です。免許証にはゴールドとブルーといったものがあるのですが、無事故無違反だとゴールドの免許証になるのですが、ゴールドだとブルーに比べ保険料が安くなるのです。

■ローンの組み換えも考えてみよう

住宅ローンや自動車ローンなどの高額の借り入れがあると、毎月の返済、またボーナス月の返済など、かなりの固定費がかかってしまいますよね。