銀でも白でも、器具の効果は同じ!

治療法の選択肢は、歯科医によっても異なります。一度始めると変更がむずかしいので、何人かの専門医に診てもらったうえで、納得のいく方法を選びましょう。 手術を要する問題でなければ保険はきかないため、費用負担も知っておきたいところ。歯科医院や地域ごとの差もありますが、「2期分割治療」では、1期30~45万円、2期40~50万円がおおよその相場。簡便なマウスピースを使った「早期治療」は、既製品のため6~20万円程度。「本格治療」では80~100万円ほどが目安です。

2期分割治療や本格治療では、矯正器具の種類も選べます。スタンダードなのは、ニッケルクロム、ステンレスなどを使った「金属製」。もうひとつは、「プラスチックかセラミック製」の白っぽい器具で、金属より数万円高いものの、目立ちにくいというメリットがあります。
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▲「金属製」
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▲「プラスチック製」
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▲「セラミック製」

「ママ世代に比べ、いまどきの子は矯正器具を見慣れています。『白いほうが目立たなくていい』と、一概には言えず、『金属のほうが矯正っぽくてかっこいい』という子もいます。効果はどちらでも一緒なので、お子さんとじっくり相談して決めてくださいね。おしゃれを楽しみたい子には、ブラケットにつけるカラフルな飾りゴムもおすすめです」(神保先生)。

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▲「飾りゴム」装着時