いまの子どもたちは、昔の子どもに比べて手足が長く、スタイルがいいのが特徴。体格があきらかに欧米化し、顔も小さくなっています。 一見するとよいことに思えますが、じつはそうとも言いきれません。歯の大きさに対してあごが小さく、「歯並びの問題」を抱えた子が急増しています。ほうっておくと、虫歯になりやすく、また歯を抜かざるをえないこともあります。

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また、歯並びは全身の健康にも影響します。かみ合わせが悪いと、いつも口を開けた状態で呼吸をするようになり、呼吸機能や発音・発声にも悪影響。あごの形、鼻の形が崩れることもよくあります。 かむ力が足りないと脳の神経細胞の数が減ったり、唾液量の減少のせいで消化機能が低下するおそれも。見た目だけでなく、将来の健康のためにも、早めに治療しておきたいものです。