出血や痛みがあれば、すぐ医療機関へ!

 

産後の女性を診ている産婦人科医の八田真理子先生のお話では、 「実際に、出産を機に痔になってしまう女性は多く見られます。対処法は、痔核をつねに肛門内に押し戻しておくこと。排便後や入浴時などにおこなうとよいでしょう。そのままほうっておくと、もとに戻らなくなることもあります」

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ただし、痔のタイプがわからないまま、自己判断で対処するのは危険。市販薬などで対処しているうちに悪化し、治療が困難になることもあります。違和感が続き、出血や排便時の痛みがあれば、すぐに医療機関を受診しましょう。産後1か月程度なら、出産をした病院がいちばん相談しやすいかもしれません。初期であれば、軟膏や坐薬、便をやわらかくする薬などを使って治療します。 それでも症状が続く場合は、専門科での治療が必要。肛門外科や、直腸(排便にかかわる下側の腸)を専門とする消化器外科を受診してください。最近は女性専門の肛門科クリニックも増え、受診しやすい環境が整ってきました。ひとりで悩まず、専門医に診てもらうのがいちばん安心です。