次に、睡眠をしっかりとるということです。睡眠不足は免疫力の低下にもつながるため、風邪やインフルエンザなどの感染症が増えるこの時期は特に気をつけたいもの。最低でも6時間以上の睡眠時間を確保できるようにして下さい。また、休日などにまとめて睡眠をとる「寝だめ」はおすすめできません。月曜日以降の活動にも影響するため、休日であってもできるだけ規則正しい生活を心がけるようにしましょう。 次にバランスの良い食事を摂るということです。セロトニンの不足が睡眠障害の引き金になるとご説明しましたが、このセロトニンの生成に必要な栄養素は食事から摂取できます。例えば、肉や魚、大豆に代表されるタンパク質は重要な栄養素です。冬はダイエットに気を遣う方も多いですが、過度な食事制限は睡眠障害を引き起こす可能性もあるということ忘れないで下さい。 また、適度な運動も効果的です。運動をすることにより脳内の神経伝達物質であるエンドルフィンが増えます。これは幸福感をもたらす物質とも言われており、長時間走り続けると高揚してくる作用「ランナーズハイ」は、エンドルフィンの働きによるものと言われています。寒いので外に出るのが億劫になりがちですが、ウォーキングやジョギングといった軽い運動を習慣化させることで、日光にあたる時間も確保できるため、おすすめです。 ママの元気がないと、家庭全体が暗くなりがちです。毎年冬になると気分が落ち込みやすいという方は、克服できるように簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。長い冬もお子さんと楽しんで過ごせることを願っています。