115-1

美容系アイテムの購入を検討するときには、その宣伝内容やキャッチコピーに惹かれ、どれが良いか選んでいる!という女性の方も多いのではないでしょうか。 ウェブサイトで公開されている宣伝内容や、その性質を端的に示したキャッチコピーは、「自分の目的に合うアイテムを選びたい!」と思ったときの、ヒントになってくれますよね。 しかし近年、誇大広告によるトラブルも急増しています。賢い消費者であるために、美容アイテム購入時にはどのような点に注意するべきなのでしょうか。誇大広告に関する基礎知識と共に、賢い選び方について解説します。

 

■誇大広告問題は、決して他人事ではありません

115-2

インターネット上でさまざまなアイテム・情報がやり取りされるようになった今、より深刻化しているのが「誇大広告」に関するトラブルです。 あなたには、「ただ漠然と、自身のスタイルについてコンプレックスを抱えていたところ、ウェブ上で「絶対痩せる!」とうたう商品を見つけた。ちょっと高かったけれど、早速購入してみた!」なんて経験はありませんか? 女性の美容目的で販売される食品やサプリメントは数多くありますが、これらは医薬品でありません。「絶対に痩せる」などと言い切ることは不可能で、こちらが誇大広告に当たります。 誇大広告とは、事実に基づかない嘘の情報を伝えたり、事実を膨らませて誤認識させたりした上で、商品を販売するための宣伝を行う手法を言います。 実はこうした誇大広告は、私たちにとって非常に身近なもの。最近では、青汁業者に誇大広告に対して課徴金命令が下されたという事例があります。 普段身近に接している広告の中にも、誇大広告は決して少なくありません。美容関係アイテムは特に誇大広告数が多いという特徴があります。 化粧品や美容系アイテムを宣伝するときには、使える言葉や表現などに関して、細かなルールが設定されています。しかし実際には、こうしたルールが守られず、誇大広告になっているケースも少なくありません。 化粧品や美容系アイテムなどの場合、インターネット上で展開されている広告の85%に、基準に違反する恐れがあることがわかっています。 女性にとって欠かせないアイテムを、ネット上で注文する方にとっては、決して他人事ではない問題だと言えます。

 

■騙されないためのポイント1「誇大広告に当てはまる表現を知る」

こうした誇大広告に惑わされ、自分にとって不必要なアイテムを購入しないためには、「誇大広告を見極める」ためのスキルを身につける必要があります。 特に悪質な誇大広告の場合、一般の人から見ても「不自然なキーワード」が使われていますから、まずはこれらのワードを頭に入れておきましょう。 ・絶対に効果アリ


・100%保証します


・即効で美ボディを手に入れられる!


・シワやシミが治る たとえ医薬品であっても、「100%全ての人に効果が期待できる」という成分は存在しません。「絶対に」「100%効果あり」という文言は、消費者に過度な期待を抱かせるもの。誇大広告に当たります。 また即効性をうたう表現や、「気になる症状を治す」という表現にも問題があります。美容系アイテムに、即効で効果を実感できるような成分を配合することは、法律の関係でできなくなっています。「トラブルを治す」という表現についても、同様のことが言えます。 これらの表現を使っている広告は、誇大広告だと判断できます。盲目的に信じないよう、注意しましょう。