結婚すると収入も倍になるので、経済的にも余裕を持てるようになります。一人ならそれほどお金も貯まらないものですが、二人になると貯金もたくさん貯められるように思えますよね。 しかしいざ結婚してみると、思っていたように貯金が増えないこともあるようです。収入が増えたはずなのに貯金ができないのは、一体何が原因なのでしょう。
■出費が多すぎる
共働きの夫婦で貯金ができない最も多くの原因が、無駄な出費が多いということではないでしょうか。これまでより収入が増えたような気分になってしまい、つい無駄使いをしてしまう傾向にあるようです。 必ずどちらかに収入があるため安心してしまい、お金に対してルーズになるだけでなく、貯金がないことに対して危機感を抱かないようになってしまいます。 お互い忙しいと外食で済ませてしまうことも多く、その分だけ出費が増えて貯金に回せなくなります。精神的にも体力的にも疲れていると、食事を作るのも面倒に感じてしまうものです。 一人ならば簡単な食事で済ませることもできますが、夫婦二人で外食となるとお酒を飲んだりたくさん注文してしまったりすることで、より出費も増えてしまいます。 出費を少しでも減らすためには、とにかく無駄使いをやめるよう二人で協力し合わなくてはなりません。家計簿をつけてみると、どれだけ無駄使いをしているかがよくわかります。 食費や遊興費に多くのお金を使っていることが判明すれば、自炊をするように努力したり、デートをするときは無料の施設を利用するなど工夫することができます。
■財布を別にしている
一緒に生活していても、お互いに財布を別にしている夫婦もいるようです。プライベートなことになるのでお互いの経済事情は明かしたくないと思い、家賃や光熱費を折半にして生活を続けていると、貯金がたまらない原因になってしまいます。 お互いの収入を知らないと毎月の収支がどの程度かわからず、相手のお金の使い方などにも無関心になってしまいます。お互い働いている間は困ることはありませんが、将来的に子どもができてどちらかが働けなくなったときに、それまで通りの生活水準を保てなくなることから不満を感じてしまう人もいることでしょう。 財布を別々にしていると自由に使えるお金も多いですが、その分だけ貯金が減ってしまうのも事実です。財布を共通にすることで固定費を削減できたり、お互いに無駄使いしていた部分が見えてくることもありますので、できるだけ財布は一つにすることをオススメします。
■家計をどちらかに一任している
夫が妻に家計を一任している場合、妻に任せて口出しをしないことが多いようです。細かく家計をやりくりするのが苦手な男性も多いので、家計については全て妻にまかせっきりという家庭も多いことでしょう。 しかしそれは妻が堅実な性格かどうかを考えて、家計を任せるかどうかを決めなくてはなりません。妻が浪費家だったり家計のやりくりが苦手だったりした場合は、毎月の給与を全て使ってしまうことも考えられます。 また、これまで一人分の給与だったのが二人分の給与になったことで、経済的に余裕ができたと勘違いしてしまい、浪費に走ってしまう人もいるようです。 これは家計を管理しているのが逆だとしてもありえることです。男性が計算に強いからといって家計を全て任せていると、全て遊興費に使ってしまっていたなんてことも珍しくありません。 家計はどちらか一方に一任するのではなく、毎月いくら収支があるのかを二人で計算し、家計簿をチェックするなどお互いを甘やかせないようにすることも必要です。 結婚したからといって必ず相手を信じ込むのではなく、たまに釘を刺すことで無駄な出費も抑えられるようになります。 共通の通帳は必ずオープンにしておき、こまめに記帳するクセをつけておくと、家計を管理しているほうも無駄使いはできないと考えることでしょう。