ママカースト順位の要素のひとつに、「専業主婦か働く主婦か」があります。働く主婦は、ときに「キャリア」として上位に位置づけられることもあれば、「家計のために働かなくてはならない主婦」として最下層に置かれることも…それも周りの環境次第なんです。セレブな習い事教室で闇を見た、働くママたちのお話です。

 

共働きママの子どもは「余裕がない」(佳苗さん/34/事務員)

 

5歳の娘が通う「英会話スクール」が地獄です。私が住んでいる地域は裕福な家庭が多く、そこに通うママたちの夫は医者や社長がゴロゴロ。もちろん奥様方のほとんどは専業主婦で、共働きのわが家はその中では浮いた存在です。 それでも、これからのグローバル社会を見越し、子どもには「日常英会話程度はできるようになってほしい」という思いで通わせています。「共働き=余裕がない」と思われているようで、周りのママからイヤミを言われることもしばしば。

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娘の英語力が上がってきたので、ひとつレベルの高いコースに変更すると、「月謝も上がるわよ、大丈夫?」とか、「人にはそれぞれに見合った教育があるのよ」とか、デリカシーのないことを平気で言ってきます。 ついに耐え切れなくなり、「共働きってそんなに悪いんですか!?」と、リーダー格のママに言ったことがありました。すると彼女は「悪くはないけど、親の余裕は子どもの余裕につながるの。ほら見てごらんなさい、あなたの子ども。とってもせっかちでしょ?」。 彼女が指さすほうを見ると…出来が悪い他の子どもが問題を解くのを待ち切れず、イラ立ちながら貧乏ゆすりをするわが子の姿が。少しはママの気持ちも分かってよ(涙)!