共働きママの子どもには「昇格もない」(麗さん/34/パート)

 

息子を通わさせている水泳教室には、厳しいママカーストが存在します。その教室は数多くの水泳選手を輩出する名門スクールで、富裕層ママたちから圧倒的な支持を得ています。 スクールのプールには6つのレーンがあるのですが、観覧席から奥のレーンほど上手な子どもが泳ぐようになっています…入校当初は「うちの子も上手になれば奥のレーンに行くもの」だと思っていました。

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でも、奥のレーンに行く判断を下すのはコーチのほかにもうひとり、ママカーストの頂点に君臨するボスママでした。彼女はこのスクールの古株であると同時に、開業医の旦那を持ち資金面でも多大な協力をしているという噂。 そんな彼女は、旦那の仕事や収入でママ友を選別していて、「中小企業に勤める旦那を持ち、かつ共働き」の私は、ママカーストの最下層に位置づけられました。 当然息子は、泳ぎがうまくなっても奥のレーンに昇格していくことはなく、周りのお友だちにどんどん取り残されていました。「親のせいで息子にこれ以上、みじめな思いをさせられない」そう思い、隣町スクールへの転入を決意したのでした。