共働きママは「ボスママ軍団のお手伝いさん」(友香さん/30/パート)

 

本田圭佑選手に憧れ、「将来はサッカー選手になる!」という息子の願いを叶えるべく、地域の名門サッカー教室に通わせることにしました。チームプレーや「上下関係」が学べるいい機会だと思っていたのですが、そこはママたちに圧倒的な「上下関係」が存在する恐ろしい場所だったんです。

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最初に疑問を持ったのは〝決して上手くない子〟がレギュラーメンバーとして試合に出ていること。そして極めつけは、入ってしばらくして行われた「家庭へのアンケート」でした。 そこには一般的な個人情報に加え、「旦那の年収」「共働きかどうか」などが細かくヒアリングされていました。そして「旦那が中小企業に勤めていて共働き」であることが分かると、私へのママたちの態度は一変しました。 練習開始の1時間以上前に集合して、グラウンド整備や見学場所の掃除などを指示され、練習中もママたちのお手伝いさん状態。聞けばボスママの夫は大手企業の社長をしており、取り巻きたちも高収入夫を持つ専業主婦ばかり。 共働きママは「貧困層」に位置づけられてロクな扱いをされないばかりか、その子どもがレギュラーに選ばれてしまうと、監督にボスママからのクレームが入るのだとか。「ここでは息子はサッカーができない」すぐにそう確信し、別の教室に通わせることにしました。