動物と触れ合うと、子どもにとってこんな良い効果が
本格的な治療に通ったり専門のセラピードッグと触れ合ったりする以外にも、動物と触れ合うことで子どもの心には様々な良い影響があることは、ペットと暮らしている人はすでによく分かっていることと思います。 特に、喜怒哀楽が表情やしぐさでよく分かる犬は、両親の死・離婚・虐待などによって精神的にダメージを受けた子どもに対する療法として注目されてます。 医師やセラピストや治療に関わる大人には自分のつらい体験や本音をなかなか話せない子も、犬と一緒にいると少しずつ心を開いてくれるので、どのようにケアしてあければ良いかのヒントが得られるといいます。
また、赤ちゃんをお世話したり、授乳したりすると分泌されるホルモン「オキシトシン」。 ママに限らず、人は、猫・ハムスター・小鳥などの温かい生き物に触れるとオキシトシンが分泌されることが分かっています。 このオキシトシンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、痛みやストレスを軽減させ、心を落ち着かせる作用があります。子どもの頃、学校で嫌なことがあった時や心配事がある時などに、ペットを抱きしめると安心した…という経験のある人も多いのではないでしょうか?
また、精神面での発達に課題がある子どもたちにとっても、動物と触れ合ったり世話をしたりすることで、他者の気持ちを想像しやすくなる・責任感が高まる・落ち着いて行動できるなど、多くの効果が期待されています。 動物たちの死という悲しい出来事を通じて、命の大切さを知ることも、もちろん子どもにとって非常に大切なことですね。